【FX初心者】7月14日-7月18日 ドル円 週の振り返り。週明けの注目は参議院選挙。与党敗退で円安加速か?

投資

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

 本日は、前週の振り返りと今後に向けて環境認識と来週の見通しを考えました。参議院選挙の結果・関税・FOMC・日銀政策決定会合など総合的に判断する必要があります。

参院選で与党過半数割れ確実
 NHKは開票速報で、与党は選挙前の66議席から大幅に減らし、参院全体での過半数維持に必要な50議席を確保できなかったと報じた。
 

前週の振返り

ここまで
7月15日(火)米CPIコア 前回上でも予想上回らず。 ドル円上昇も限定的
7月16日(水)米PPI わずかに上昇も前回下回る。 ドル円下落も限定的
       FRBパウウェル議長の解任騒動がおきる。ドル円急落もトランプ氏否定で巻戻し
7月17日(木)米小売売上高 予想上回る。ドル円は小動き
7月18日(金)日本CPI 材料視されず
7月19日(土)関税に関する通商交渉 赤沢氏とベッセント氏は交渉実施せず。
7月20日(日)日本の参議院選挙の結果 与党議席過半数割れが確実(21日 5:00)

ドル円の1時間足チャート 始値は147.134、前週の最高値は149.185(7/16 13時台) 最安値は146.905(7/17 0時台) 終値は148.795 となります。前週は上昇でした。

赤沢再生相、関税交渉で来週にもワシントン訪問へ-8回目の訪米
 赤沢亮正経済再生担当相は19日、米国との関税交渉のため来週前半にもワシントンを訪問する予定だと明らかにした。実現すれば米国との関税交渉のため赤沢氏が訪米するのは8回目となる。
 赤沢氏は同日、大阪・関西万博の行事に参加したベッセント米財務長官を現地で応対。赤沢氏によると、米国の関税措置に関する協議は行わなかった。
  トランプ政権は、自動車・自動車部品に25%、鉄鋼・アルミニウム製品に50%など分野別の追加関税を既に課している。他の品目は輸入品に一律10%の基本税率を適用しているが、二国間交渉がまとまらない国に対しては8月1日以降、個別に税率を上乗せする方針だ(日本は25%)。トランプ氏は銅に50%、医薬品に最大200%の分野別関税を課す可能性も示している。

環境認識

値動きは乱高下となりました。指標発表は大きな影響はなく方向感のない値動きでした。

 ドル円の日足チャート。高値停滞といった感じです。7/19 6:00のレートは148.79、直近高値は7/16の149.18、直近安値は7/10の145.75となっています。

今週の動き

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

経済指標

7月22日(火)23:00 米 7月リッチモンド連銀製造業指数
7月24日(木)21:15 欧州中央銀行(ECB)政策金利 (維持予想)
       21:30 米 前週分新規失業保険申請件数
          各国 PMI (意外と動く可能性があります)
7月25日(金)8:30 日本 7月東京都区部消費者物価指数 (チェックする)
       15:00 英 6月小売売上高 (前回下回ると動く可能性があります)

今後の動き

シナリオ① 参議院選挙

 日本の参議院選挙の開票日が7/20となっており、与党である自民党・公明党が苦戦しています。選挙後は「給付」や「減税」が実施となり、そのための財政拡大懸念があります。選挙結果に関わらず円安傾向となりそうです。21日 5:00 の時点で与党は過半数割れが確実とされています。石破総理は続投を表明しています。
 機関投資家の間では、与党敗退は折込済となりつつあります。

シナリオ② 日米関税

 8/1より、日本から米国への輸入品について、関税が課されます。自動車・鉄鋼部門に25%、相互関税25%となっています。これにより、米国での需要減少となり、関連する日本国内の企業は苦境に立たされます。8/1までに交渉して回避することは困難と予想されます。
 前週来日しているベッセント財務長官との交渉は実現せず、赤沢氏が次週訪米へ

シナリオ③ 政策金利

 米国トランプ氏は、FRBパウウェル議長に再度金利利下げの圧力をかけていますが、現在の状況では米国の7月末FOMCの政策金利は据置の予想となっています。
 ウオラー理事が利下げをアピールしています。
 日本では、政策金利維持とみられています。

まとめ

 本日は、今週の流れと今後に向けてとシナリオを想定しました。

今後について
1、米国経済は底堅い 政策金利利下げは遠のいている。
  FOMC金利は維持がメイン。サプライズの利下げの可能性も考慮

2、日本の状況は円安傾向 参議院選挙後の政策、関税
  与党勢力後退は折込済 獲得議席に注目
  関税は、このままがメイン。交渉は難航
  日銀の政策金利は維持がメイン。

3、21日のトレードは慎重さが必要
  参議院選挙後の対円通貨は、上昇(円安)が予想されます。チャンスではありますが、日本が休日ということもあり、スプレッド拡大や急激な変動が起こりやすいことを考えておきましょう。

これらがベースとなって新たな要因と値動きを考えていきます。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

投稿スケジュール

毎朝5分で分かるドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・火から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日    夕方18:00頃 週の振り返りと次週の予想
・月    休

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル
CFD:金スポット、原油

ここではドル円を中心に前日の振り返りと今後の見通しをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
*使用アプリ トレーディングビュー

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