2025年7月19日【FX初心者】 ドル円は小動き。今後はどうなる。

投資

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

 本日は、前日の振り返りと今後に向けて環境認識をしました。今後は米CPI、米PPI、小売売上高からの流れと参議院選挙や関税など総合的に判断する必要があります。

ここまで
米CPIコア 前回上でも予想上回らず。 ドル円上昇も限定的
米PPI わずかに上昇も前回下回る。 ドル円下落も限定的
米小売売上高 予想上回る。ドル円は小動き
日本の参議院選挙の結果に関わらず財政拡大で円安懸念 円安方向
今週末以降、日米の関税に関する通商交渉 難攻予測 円安方向

日本CPI 材料視されず

 

前日の振返り

【日本市況】債券は上昇、与党の過半数割れは織り込み済み
18日の日本市場で債券が上昇(金利は低下)。参院選で与党が過半数割れすることは織り込み済みで、選挙後も大幅な金利上昇は避けられるとの見方から買いが入っている。株式は軟調、円の対ドル相場は148円台後半でもみ合う展開。

ECB、最後の利下げを12月に先送りも-打ち止めシグナルではない
ブルームバーグが実施したエコノミスト調査で、調査回答者の過半数は、ECBが来週の会合で金利を据え置き、9月に最後の0.25ポイント利下げを実施すると予想している。最後の利下げにより、中銀預金金利は1.75%となる。また、回答者の半数は、トレーダーが利下げ終了と判断するまでに、ECBは3回合で利下げを見送ることができるとみている。

【米国市況】国債利回り低下
 ウォラー連邦準備制度理事会(FRB)理事が今月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で他のメンバーが金利据え置きを支持しても、反対票を投じると示唆した。
 国為替市場ではドル指数が低下。ドル売りが優勢になった。

米消費者信頼感、5カ月ぶり高水準-インフレ見通し改善続く
 米消費者のセンチメントは7月上旬に5カ月ぶりの高水準となった。経済やインフレの見通しが引き続き改善していることが背景にある。
・7月のミシガン大消費者マインド指数(速報値)は61.8-予想は61.5

環境認識

値動きは乱高下となりました。指標発表は大きな影響はなく方向感のない値動きでした。

 ドル円の日足チャート。高値停滞といった感じです。7/19 6:00のレートは148.79、直近高値は7/16の149.18、直近安値は7/10の145.75となっています。

今日の動き

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

今後の動き

シナリオ① 参議院選挙

 日本の参議院選挙の開票日が7/20となっており、与党である自民党・公明党が苦戦します。選挙後は「給付」や「減税」が実施となり、そのための財政拡大懸念があります。選挙結果に関わらず円安傾向となりそうです。
 機関投資家の間では、与党敗退は折込済となりつつあります。

シナリオ② 日米関税

 8/1より、日本から米国への輸入品について、関税が課されます。自動車・鉄鋼部門に25%、相互関税25%となっています。これにより、米国での需要減少となり、関連する日本国内の企業は苦境に立たされます。8/1までに交渉して回避することは困難と予想されます。
 今週来日しているベッセント財務長官との交渉は日本にとって大きなチャンスです。

シナリオ③ 政策金利

 米国トランプ氏は、FRBパウウェル議長に再度金利利下げの圧力をかけていますが、現在の状況では米国の7月末FOMCの政策金利は据置の予想となっています。
 ウオラー理事が利下げをアピールしています。
 日本では、政策金利維持とみられています。

まとめ

 本日は、今週の流れと今後に向けてとシナリオを想定しました。

今後について
1、米国経済は底堅い 政策金利利下げは遠のいている。
  FOMC金利は維持がメイン。サプライズの利下げの可能性も考慮

2、日本の状況は円安傾向 参議院選挙後の政策、関税
  与党勢力後退は折込済 獲得議席に注目
  関税は、このままがメイン。交渉は難航
  日銀の政策金利は維持がメイン。

となります。これらがベースとなって新たな要因と値動きを考えていきます。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

投稿スケジュール

毎朝5分で分かるドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・火から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日    夕方18:00頃 週の振り返りと次週の予想
・月    休

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル
CFD:金スポット、原油

ここではドル円を中心に前日の振り返りと今後の見通しをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
*使用アプリ トレーディングビュー

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