【朝刊】2025年12月18日【FX初心者】ドル円は反発上昇。今夜は米CPIとBOE・ECBの政策金利発表。

投資

 今週は、経済指標が多く予定されています。方向の変化やボラティリティに注意が必要です。

 *当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

ここまで

10/29 FOMC -0.25%利下げ 3.75-4.00%
10/30 日銀 金利維持 0.50%
11/5 ADP雇用統計 4.2万人
11/12 米政府閉鎖終了
11/20 米9月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 11.9万人 失業率 4.4%
12/10 米FOMC -0.25%利下げ 3.50-3.75%

FedWatch 1月 0.25利下げ 24.4% (前日 24.4%)
      次回利下げ 4月
      最終目標 2.75-3.00%

ファンダメンタルズ

朝のニュース

【今朝の5本】
動揺
データセンターを巡るわずかな不安材料でも株式市場が動揺することが、ますます鮮明になってきた。今回の不安材料は、ソフトウエア大手のオラクルがミシガン州で進めているデータセンターの資金調達を巡るものだ。プロジェクト自体はおおむね順調に進んでいるが、重要な異変が起きた。人工知能(AI)インフラの急速な拡大で長年協力してきた資産運用大手ブルー・アウル・キャピタルが、出資を見送った。オラクルはブルー・アウルの離脱を確認。同社の株価は再び急落し、デフォルト(債務不履行)に備えるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は終値ベースで2009年以来の高水準に迫った。
「急ぐ必要ない」
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は、米金利を中立水準に戻すための追加利下げを支持した上で、急ぐ必要はないとの見解を示した。
「危険にさらす」
米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は、パラマウント・スカイダンスによる敵対的買収提案を拒否し、Netflixによる既存の買収合意を支持するよう株主に勧告した。
4年で倍増狙う
三井住友フィナンシャルグループ(FG)の中島達社長は連結純利益の水準について、来期(2027年3月期)からの新たな中期経営計画(3カ年)の期間中に2兆円の大台に乗せる「可能性が出てきた」との認識をブルームバーグとのインタビューで示した。実現すれば従来目標の前倒し達成となる。同行は前期(25年3月期)に1兆円台を達成したばかりで、中島氏は「引き続き、非常にビジネスは好調だ」と話した。わずか4年で倍増を狙う。
利払い延期を要請
資金繰りが悪化している中国不動産開発大手の万科は、一部の商業銀行に対して利払い延期を受け入れるよう要請した。

【日本市況】 長期金利18年ぶり高水準、財政悪化を懸念-円は下落
 17日の日本市場では債券が下落。財政悪化懸念に加え、日本銀行がこの日実施した国債の買い入れオペが需給の緩みを示したことから売りが優勢となった。円は対ドルで155円台前半に下落し、株式は日経平均株価が上昇した。

【欧州市況】 英短期債が上昇、インフレ低下で18日の利下げ確実視
 17日の欧州債市場は、英国債が短期物を中心に上昇し、利回り曲線がブルスティープ化した。朝方に発表された11月の英インフレ率は3.2%と、8カ月ぶりの水準に低下した。

日銀会合注目点:利上げのペースと余地、政策金利0.75%に引き上げへ
・30年ぶり政策金利水準、利上げを受けた声明の内容と植田総裁の会見
・緩和的な金融環境の説明、円安や長期金利上昇に関する見解にも関心
日本銀行が18、19日に開く金融政策決定会合では、今年1月以来、約1年ぶりとなる政策金利の引き上げが決まる見通しだ。声明文や植田和男総裁の記者会見から、今後の利上げのペースや余地を探ることになる。

米国市況

【米国市況】 ハイテク崩れ株下落、AI投資懸念-円下落し155円台後半

株式
 17日の米金融市場では主要株価指数がそろって下落。バリュエーションの高いテクノロジー株や暗号資産(仮想通貨)が売られた。

債権
 米国債相場は総じて下落。連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が追加利下げをあらためて支持したことで、短・中期債利回りが低下(国債価格が上昇)する場面もあった。

為替
 ニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が上げを縮小する展開。ウォラー理事が追加利下げを支持する姿勢をあらためて示したことに反応した。 円は対ドルで下落し、一時0.6%余り安い1ドル=155円75銭を付けた。日銀の金融政策決定会合を控え、軟調に推移した。

原油
 原油先物は反発。ウクライナ和平案をロシアが拒否した場合に備え、トランプ政権が新たな制裁措置を準備しているほか、ベネズエラ沖で制裁対象タンカーの封鎖に米国が動いていることが意識された。

金(ゴールド)
  金相場は反発。投資家は米国のインフレ指標とベネズエラ情勢の緊迫化を注視している。金スポット価格は一時1オンス=4350ドルに接近。前日は小幅安と、それまでの5営業日続伸が途切れていた。18日に発表される11月の米消費者物価指数(CPI)では、金融当局の追加利下げ姿勢にどの程度の影響を与えるか注目されている。
>>利下げ観測が進むと金は上昇しやすい。

経済指標

前日の主要な経済指標の結果

17日
16:00 英国 11月消費者物価指数(CPI)(前月比) 前回 0.4% 予想 0.0% 結果-0.2%
19:00 欧州 11月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) 
        前回 2.2% 予想 2.2% 結果 2.1%

本日の主要な経済指標

18日
21:00 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 前回 4.00% 予想 3.75% 結果
19:00 欧州中央銀行(ECB)政策金利 前回 2.15% 予想 2.15% 結果
22:30 米 11月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回 % 予想 3.1% 結果
     前週分新規失業保険申請件数 前回 23.6万件 予想 22.5万件 結果
     12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 前回 -1.7 予想 3.0 結果

テクニカル分析

通貨強弱

 上は、17日の週の通貨強弱。ドルが買い、円が売り、ロンドン時間でポンドが売となっています。

チャート分析

 ドル円の日足チャート。12/18 6:00のレートは155.70。注目のラインは下が154.3、上は157.9となります。本日は反発し20MA下となっています。

 ドル円の週足。12月8日の週は上ヒゲの短い陽線。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇となっていましたが直近は下がり傾向

1月 トランプ大統領就任 
4月 トランプ関税発表、後半に緩和
8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
11月 ハイテク関連のAIバブル懸念

シナリオ構築

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

月・週単位の見通し(スイング向け)

シナリオ① 要因から考える

17日(水)までの要因は
1、1日に日銀総裁の利上げの可能性について発言した。
2、10月雇用統計発表されず、11月分は12月16日でFOMC後 9月度は、雇用者数は予想以上も失業率は悪化。
3、FOMCは0.25%を利下げした。反対票3、2026年度は利下げ1回の見通し
4、日銀は今週の会合で利上げの見通し

 本日は、英国・欧州の中央銀行の政策金利が発表される。19日の日銀の利上げは織り込まれている。また、米国のCPIも発表される。ひとつづつ丁寧に観察していきたい。

 
シナリオ② 地政学リスク

・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。

まとめ

 当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。(現在、夕刊は休稿)皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

投稿スケジュール

5分で分かる!ドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・朝刊 月から土 6:30頃、12:00頃までに追加情報更新
・夕刊 月から金 18:00頃 (休稿) 
・休  日

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル,ポンドドル
CFD:原油、金(ゴールド)

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、ロイター(無料版)、外為ドットコム、他無料参照情報元
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