今週は、経済指標が多く予定されています。方向の変化やボラティリティに注意が必要です。
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここまで
10/29 FOMC -0.25%利下げ 3.75-4.00%
10/30 日銀 金利維持 0.50%
11/5 ADP雇用統計 4.2万人
11/12 米政府閉鎖終了
11/20 米9月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 11.9万人 失業率 4.4%
12/10 米FOMC -0.25%利下げ 3.50-3.75%
FedWatch 1月 0.25利下げ 24.4% (前日 22.1%)
次回利下げ 4月
最終目標 2.75-3.00%
ファンダメンタルズ
朝のニュース
【今朝の5本】
労働市場の減速映す
11月の米雇用統計では、雇用者数が低調な伸びにとどまり、失業率は4年ぶり水準に上昇した。また10月は雇用者数が減少し、労働市場の減速が続いていることが示された。10月の雇用減少幅は、2020年12月以来最大。ここ数カ月における労働市場の不安定さを改めて浮き彫りにした。
1月上旬発表の公算
ベッセント米財務長官は、連邦準備制度理事会(FRB)次期議長候補者との面談が週内にあと1回か2回あると述べ、トランプ大統領による次期議長決定の発表は1月上旬になる可能性が高いとの見方を示した。
市場に漂う倦怠感
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは今年、年間ベースでは史上4回目となる下落で1年を終えそうだ。大きなスキャンダルや業界の混乱と重ならずに下落するのは今回が初めて。
自動車業界を支援
欧州連合(EU)は内燃機関車に対する事実上の新車販売禁止を撤回する案を発表した。EUはガソリンやディーゼルを燃料とする内燃機関を持つ新車の販売を2035年から禁止するはずだったが、新たな提案でこの要件を緩和する。
ブルーボトルに関心
中国コーヒーチェーン最大手の瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)は、ネスレ傘下のブルーボトルコーヒーへの買収提案を検討している。
【日本市況】 日経平均は700円超安、雇用統計控えリスク回避-円上昇
16日の日本市場では株式が下落し、700円以上下げた日経平均株価は2週間ぶりの安値を付けた。米国で連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ見通しに影響を及ぼす可能性がある11月の雇用統計の発表を控え、リスク回避の動きが優勢となった。
週末に開かれる日本銀行の金融政策決定会合で利上げが決定されるとの見方が強く、円は154円台後半に上昇。債券は中長期債中心に買われた(金利は低下)。
【欧州市況】 株下落、防衛やエネルギー売られる-英国債軟調
16日の欧州株式市場は、指標のストックス欧州600種指数が下落。米国の労働市場の減速が雇用統計で明らかになったほか、同国がウクライナに強力な安全の保証を提示したとされ、防衛関連株が売られた。
債券では、英国債が下落。
米国市況
【米国市況】 後ほど更新
株式
16日の米株式市場は方向感を欠く動きとなる中、S&P500種株価指数が3営業日続落。政府閉鎖により遅れて発表された11月の雇用統計では、労働市場の減速が浮き彫りとなったが、急速な悪化を示すには至らず、目先の追加利下げ観測は高まらなかった。米国債は小幅高。ドルは売られ、対円で2日続落となった。
債権
米国債相場は小幅高。雇用統計は強弱まちまちの内容で、来年に追加利下げが実施される可能性を残した。
為替
ニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が雇用統計の発表後もマイナス圏で推移した。英日の中央銀行による金融政策会合を週内に控え、主要通貨ではポンドと円が対ドルでの上昇を主導した。
原油
ニューヨーク原油相場は4営業日続落。ウェストテキサスインターミディエート(WTI)先物は一時、1バレル=55ドルを下回った。55ドル割れは2021年2月以来。供給が需要を上回っている兆候が見られるほか、ウクライナ和平協議の進展を受け、合意後は国際市場でロシア産原油の供給が増える可能性も意識された。
金(ゴールド)
金スポット相場はほぼ変わらず。米雇用統計の発表後は一時上昇したが、午後は総じて上げ下げを繰り返す方向感に乏しい展開となった。
>>利下げ観測が進むと金は上昇しやすい。
経済指標
前日の主要な経済指標の結果
米雇用者数は回復も失業率上昇、10月は大幅減-労働市場の減速映す
・11月の非農業部門雇用者数は前月比6万4000人増-失業率4.6%に上昇
・10月の雇用者数は10万5000人減-連邦政府職員の減少が背景
16日
16:00 英国 11月失業率 前回 予想 4.4 結果 4.4
欧州 PMI
22:30 米 11月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回 予想 5.0万人 結果 6.4万人
22:30 米 10月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回 0.2%(0.1) 予想 0.1% 結果 0.0%
23:45 米 PMI
本日の主要な経済指標
17日
16:00 英国 11月消費者物価指数(CPI)(前月比) 前回 0.4% 予想 0.0% 結果
19:00 欧州 11月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) 前回 2.2% 予想 2.2% 結果
テクニカル分析
通貨強弱

上は、16日の週の通貨強弱。円が買い、ロンドン時間でポンドが買い、ニューヨーク時間でドルが売りとなっています。
チャート分析

ドル円の日足チャート。12/17 6:00のレートは154.67。20MA下。注目のラインは下が154.3、上は157.9となります。50MAの少し上といこともあり、反発しやすいポイントです。

ドル円の週足。12月8日の週は上ヒゲの短い陽線。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇となっていましたが直近は下がり傾向
1月 トランプ大統領就任
4月 トランプ関税発表、後半に緩和
8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
11月 ハイテク関連のAIバブル懸念
シナリオ構築
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
月・週単位の見通し(スイング向け)
シナリオ① 要因から考える
16日(火)までの要因は
1、1日に日銀総裁の利上げの可能性について発言した。
2、10月雇用統計発表されず、11月分は12月16日でFOMC後 9月度は、雇用者数は予想以上も失業率は悪化。
3、FOMCは0.25%を利下げした。反対票3、2026年度は利下げ1回の見通し
4、日銀は今週の会合で利上げの見通し
FOMC利下げが発表され、これは予想通り。来週の日銀の利上げは織り込まれている。ドル円日足チャートは高値の下がりラインを上にブレイクしてその後は徐々に下落。日銀の利上げは織り込み済もかなり意識されている。
シナリオ② 地政学リスク
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。
まとめ
当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。(現在、夕刊は休稿)皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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