今週は、経済指標が多く予定されています。方向の変化やボラティリティに注意が必要です。本日は米雇用統計が発表されます。労働環境を確認して値動きを追いましょう
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここまで
10/29 FOMC -0.25%利下げ 3.75-4.00%
10/30 日銀 金利維持 0.50%
11/5 ADP雇用統計 4.2万人
11/12 米政府閉鎖終了
11/20 米9月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 11.9万人 失業率 4.4%
12/10 米FOMC -0.25%利下げ 3.50-3.75%
FedWatch 1月 0.25利下げ 22.1% (前日 24.4%)
次回利下げ 4月
最終目標 2.75-3.00%
ファンダメンタルズ
朝のニュース
【今朝の5本】
新たな段階に
日本銀行は、今週の金融政策決定会合で政策金利を30年ぶりの水準に引き上げる見通しだ。昨年スタートした金融政策の正常化路線が新たな段階に入る。複数の関係者によると、日銀は18、19日に開く会合で、政策金利を現在の0.5%程度から0.75%程度に引き上げる公算が大きい。利上げは今年1月以来、約1年ぶり。0.5%超は1995年以来の高水準だが、日銀は引き続き緩和的とみており、利上げ継続姿勢を維持する見通しだ。
米雇用統計注視
3会合連続利下げ後の米金融政策を占う材料として、投資家は16日発表の雇用統計に注目している。10月小売売上高も発表される。
取引成立に自信
Netflixの共同最高経営責任者(CEO)であるグレッグ・ピーターズ、テッド・サランドス両氏は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の買収に向けた同社の姿勢を改めて強調した。
AI時代に合わせ
米コンサルティング会社マッキンゼーの経営陣は、顧客対応を担わない部門全体で約1割の人員削減が必要だとの認識を社内で共有した。関係者が明らかにした。数千人規模の削減に相当し、今後18-24カ月かけて段階的に進める計画だという。
金融政策巡る見解
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、金融政策は来年に向けて良い位置にあるとの見解を示した。2026年の経済成長率については、2025年の推計1.5%から約2.25%に加速すると予想。財政政策の後押しや「良好な金融環境」、AI投資をその要因に挙げた。
【日本市況】 日経平均反落、半導体関連に売り-円上昇、債券もみ合い
15日の日本市場は日経平均株価が反落。米国のハイテク株安を受けて半導体関連を中心に売りが優勢だった。円の対ドル相場は一時154円台に上昇。債券はもみ合いだった。
【欧州市況】
米国市況
【米国市況】 株とドル軟調、雇用統計控え動けず-利上げ観測で円上昇
株式
S&P500種株価指数は上昇して始まったが、その後は軟調に推移。ハイテク銘柄の一角が売られ、ブロードコムは一時6.2%安。3営業日続落で、3日間の下げとしては2020年以来の大きさとなった。
債権
米国債市場は短・中期債を中心に上昇(利回り低下)。インフレはなお高止まりしているものの、FRBが来年2回、政策金利を引き下げるとの観測が背景にある。
為替
ニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が小幅に下落。米政策金利の見通しについて手掛かりを得ようと、雇用統計の発表を待つムードが強かった。
原油
ニューヨーク原油相場は3営業日続落し、2021年2月以来の安値となった。ウクライナでの戦争終結に向けた合意の兆しが再び強まったことや、強弱まちまちとなった中国の経済データが意識された。
金(ゴールド)
金スポット相場はほぼ変わらず。最高値付近で推移した。市場では、テクノロジー株のバリュエーションに対する懸念や米国の借り入れコストの見通しに関心が集まっている。
前週末12日の金スポット相場は、上げを削る展開だった。ハイテク株を主因とする米株式相場の下落で、損失を補うために貴金属関連のポジションが手じまわれた可能性があった。金は株下落に対するヘッジ手段と見なされることがあるが、ここ数カ月は株式との短期的な相関性が強まっている。
>>利下げ観測が進むと金は上昇しやすい。
経済指標
前日の主要な経済指標の結果
15日
8:50 日 10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 前回 14 予想 15 結果 15
22:30 米 12月ニューヨーク連銀製造業景気指数 前回 18.7 予想 10.0 結果 -3.9
本日の主要な経済指標
16日
16:00 英国 11月失業率 前回 予想 4.4 結果
欧州 PMI
22:30 米 11月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回 予想 5.0万人 結果
22:30 米 10月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回 0.3% 予想 0.2% 結果
23:45 米 PMI
テクニカル分析
通貨強弱

上は、15日の週の通貨強弱。円が買い、ニュージーランドドルが売りとなっています。
チャート分析

ドル円の日足チャート。12/16 6:00のレートは155.25。20MA下。注目のラインは下が154.3、上は157.9ですが、11日は157円で反発しています。

ドル円の週足。12月8日の週は上ヒゲの短い陽線。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇となっていましたが直近は下がり傾向
1月 トランプ大統領就任
4月 トランプ関税発表、後半に緩和
8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
11月 ハイテク関連のAIバブル懸念
シナリオ構築
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月・週単位の見通し(スイング向け)
シナリオ① 要因から考える
15日(月)までの要因は
1、1日に日銀総裁の利上げの可能性について発言した。
2、10月雇用統計発表されず、11月分は12月16日でFOMC後 9月度は、雇用者数は予想以上も失業率は悪化。
3、FOMCは0.25%を利下げした。反対票3、2026年度は利下げ1回の見通し
4、日銀は今週の会合で利上げの見通し
FOMC利下げが発表され、これは予想通り。来週の日銀の利上げは織り込まれている。ドル円日足チャートは高値の下がりラインを上にブレイクしてやや戻った形。本日は米雇用統計が発表され労働環境の悪化と市場が判断すれば、ドル安に進む。
シナリオ② 地政学リスク
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。
まとめ
当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。(現在、夕刊は休稿)皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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