【朝刊】2026年5月1日【FX初心者】ドル円は急落で一時155円台。為替介入か

投資

30日の外国為替市場ではドル円が急落となりました。日本当局が為替市場に介入したとの観測が広がりました。急落前に片山さつき財務相らが市場を強くけん制しました。現在ドル円は156.60円付近です。


 *当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

ここまで

1/23 日米 レートチェック
2/20 米 最高裁はトランプ関税は無効と判決
2/28 米イラン戦争 勃発
4/3 米 3月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 17.8万人 失業率 4.3%
4/10 米 3月CPIコア 2.6%
4/28 日 日銀 金利維持 0.75%
4/29 米 FOMC 金利維持 3.50-3.75%

FedWatch 6月 利下げ 5.0%(前日 1.3%) 
      年内は維持
      最終目標 

ファンダメンタルズ

【今朝の5本】

「最後通告」後に急騰
外国為替市場で日本当局による介入観測が広がり、円は一時3%高の1ドル=155円57銭と、2月末以来の高値を付けた。直前に片山さつき財務相は「断固たる措置を取るタイミングが近づいている」と発言。その後、三村淳財務官も「最後の退避勧告」と市場を強くけん制しており、介入に対する警戒感が高まっていた。財務省は現時点でコメントの要請に応じていないが、日本経済新聞は政府関係者が介入の事実を認めたと報じた。円が急伸する一方で、原油相場は下落。片山氏や三村氏はこれまで、外国為替市場だけではなく原油先物市場にも介入する可能性をほのめかしており、三村氏は原油先物への介入の可能性について「われわれの照準は全方位だ。何も変わっていない」と話した。

核開発断念せず
イランの新最高指導者モジタバ・ハメネイ師は、同国の核およびミサイルといった「先進技術」を放棄しないと誓うとともに、ホルムズ海峡の支配を維持すると宣言した。「ペルシャ湾地域の安全を確保し、敵対勢力によるホルムズ海峡悪用の試みを叩き潰す」と声明で述べた。モジタバ師は父と同じ空爆で重傷を負ったと伝えられており、最高指導者に就任後も公の場に姿を見せていない。米国はホルムズ海峡の再開だけでなく、高濃縮ウラン備蓄の引き渡しなどをイラン側に要求。そのため米・イランの和平協議に進展の兆しはみられず、米国が攻撃を再開する可能性が警戒されている。

「年を越えて」確保
高市早苗首相はナフサ由来の化学製品の供給について、「日本全体として必要となる量」を「年を越えて」確保できる見込みだと明らかにした。中東情勢に関する関係閣僚会議後、X(旧ツイッター)に投稿した。経産省の資料によると、5月は中東以外からのナフサ輸入が、イラン戦争前の約3倍となる見込みだ。中間製品の在庫や調達を合わせると、12月以降も供給が確保できるという。4月上旬時点での供給見通しは「半年以上」だった。

利上げも視野に
欧州中央銀行(ECB)は中銀預金金利を2%に据え置くことを決定した。ラガルド総裁は記者会見で、6月に利上げを検討する考えを表明。ただ、スタグフレーションを巡る懸念は退けた。事情に詳しい関係者によると、エネルギー価格やイラン戦争の終結に向けた前向きな進展が見られない限り、ECBは次回6月の会合で利上げに踏み切る可能性が高い。イングランド銀行(英中央銀行)も政策金利を3.75%に据え置いた。ベイリー総裁は英経済の弱さを踏まえると据え置きは「妥当」と指摘。エネルギー供給の大幅な混乱が続く場合には、利上げが必要になり得ると述べた。

ロート製薬会長に物申す
英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)は、ロート製薬会長で創業家出身の山田邦雄氏による長期の経営支配などが、企業統治(ガバナンス)をゆがめているとして、同社に対して山田氏の取締役解任を求める株主提案を提出したと発表した。創業家は今では計約7.6%の株式保有しかないにもかかわらず、創業以来、社長や会長として経営を支配し続けていることを問題視している。6月の株主総会シーズンを前に、アクティビスト(物言う株主)らが、企業にガバナンスの改善や不採算事業の見直しなど、株主価値の向上を求める動きが活発化してきた。

【注目ニュース】

高市首相、ナフサ供給「年を越えて」確保できる見込み示す
高市早苗首相は30日、ナフサ由来の化学製品の供給について、「年を越えて」「日本全体として必要となる量」を確保できる見込みだと明らかにした。中東情勢に関する関係閣僚会議後、X(旧ツイッター)に投稿した。
経産省の資料によると、5月は中東以外からのナフサ輸入が、イラン戦争前の約3倍となる見込みだ。川中製品の在庫や調達を合わせると、12月以降も供給が確保できるという。4月上旬時点での供給見通しは「半年以上」だった。

【欧州市況】

短期物中心に国債上昇、ECBと英中銀の利上げ見通し後退

欧州国債
30日の欧州市場では、国債が全般的に上昇。原油価格の下落のほか、エネルギーコストの上昇にもかかわらず中央銀行が金利据え置きを決めたことが好感された。
英中銀金融政策委員会(MPC)のうち今回の利上げ支持が1人しかいなかったこともあり、短期金融市場では同中銀の利上げ見通しが後退。
欧州中央銀行(ECB)も金利を据え置き、イタリア2年債利回りは11bp、ドイツ2年債利回りは10bp低下した。英中銀の金融政策委員、ラガルドECB総裁の記者会見はいずれもやや長引いたが、それぞれ金利変更を急がない姿勢を強調した。

欧州株式
株式も上昇。原油価格が朝方の上昇から下げに転じたほか、英中銀とECBの利上げ見通し後退が追い風となった。
ストックス欧州600指数は月間で4.8%上昇し、昨年1月以来の大幅高。上昇の多くは、米国とイランの和平への期待が高まった月前半に稼いだ。
この日は1.3%高で、ヘルスケアや工業、鉱業などが買われた。

【米国市況】

円が一時155円台、介入観測広がる-S&P500種は最高値

米国株式
(AI)主導の大規模な企業設備投資の拡大に支えられ、1-3月期(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)の伸びが加速したことを受け、買いが優勢になった。S&P500種は4月月間で、10%上昇し、2020年後半以来の大幅高となった。

米国債
米国債相場は上昇。原油価格の下落を受けて、買いが入った。

為替
30日の外国為替市場では円が対ドルで大幅に上昇。一時は3%上昇し、日中ベースでほぼ2年ぶりの大幅高となった。日本当局が為替市場に介入したとの観測が広がった。片山さつき財務相らが市場を強くけん制する発言をし、投資家に円売りを控えるよう「最後通告」を発してから数時間後のことだった。円は対ドルで一時1ドル=155円57銭に上昇し、2月末以来の高値を付けた。その後は157円10銭台から156円20銭台の比較的狭いレンジでの推移が続いている。

原油
原油先物相場では、北海ブレントが4年ぶりの高値から下げに転じた。薄商いの中で自動売買が取引を主導する展開となった。
この日が最終取引となった6月限は一時126ドルを上回り、2022年のロシアによるウクライナ侵攻後以来の高値を付けていた。その後は3%余り下落し、1バレル=114.01ドルで取引を終えた。
米ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)6月限は1.7%安の105.07ドルで取引を終えた。

金(ゴールド)
金相場は4日ぶりに上昇した。ドル安が進み、米国のイランにおける新たな軍事関与の可能性を見極めるなかで買いが入った。
金スポットは一時2.2%上昇し、1オンス=4600ドルを超えて取引された。直前の3営業日では3.4%下落していた。日本が円を支えるため外国為替市場に介入しているとの観測を受け、米ドルは主要通貨バスケットに対して下落した。ドル安はほかの通貨建ての購入者にとって金を割安にするため、通常は金相場の押し上げ要因となる。
金は2月下旬の戦争開始以降、約13%下落している。エネルギー価格の上昇によるインフレ圧力を抑えるため、中央銀行が借り入れコストを高水準(高金利)に維持する必要があるとの見方にトレーダーが傾いているためだ。この状況は、利回りを生まない金にとって逆風となる。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は68.10ドル(1.5%)高の4629.60ドルで引けた。
>>金利が下がるとと利息がない金投資の追い風になる。

経済指標

前日の主要な経済指標の結果

英中銀、政策金利据え置きを決定-今後は利上げ検討も視野に
ECBが中銀預金金利据え置き-ラガルド総裁、6月の利上げ検討に言及
米GDP、1-3月は2%増に加速-AI投資が押し上げ、消費も底堅く
米新規失業保険申請、50年余りの最低水準-レイオフ依然少なく

30日
18:00 欧州 1-3月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比) 前回 1.2% 予想 0.9%  結果 0.8%
18:00 欧州 4月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比) 前回 2.3% 予想 2.2%  結果 2.2%
20:00 英 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 前回 3.75% 予想 3.75% 結果 3.75%
21:15 欧州 欧州中央銀行(ECB)政策金利 前回 2.15% 予想 2.15% 結果 2.15%
21:30 米 3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) 前回 3.0% 予想 3.2% 結果 3.2%
21:30 米 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率) 前回 0.5% 予想 2.2% 結果 2.0%
21:30 米 前週分新規失業保険申請件数 前回 21.4万件(21.5) 予想 21.3万件 結果 18.9万件
22:45 米 4月シカゴ購買部協会景気指数 前回 52.8 予想 54.8 結果 49.2

本日の主要な経済指標

1日
8:30 日 4月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比) 前回 1.7% 予想 1.8% 結果
23:00 米 4月ISM製造業景況指数 前回 52.7 予想 53.2 結果

テクニカル分析

通貨強弱

 上は、30日の通貨強弱。18:30ころから激しい円買い。為替介入と思われます。

チャート分析

 ドル円の日足チャート。5/1 6:00のレートは156.63。大きく下がりました。前日までのレンジの下のライン157.5より下がりましたのでこのラインまで戻るか見ていきます。

 ドル円の週足。4月20日の週は短い陽線。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇、2026年1月より下落傾向でしたが2月中旬から上昇。2月下旬に米・イラン戦争が勃発しました。ドル円は上昇し高止まりの状況で為替介入が警戒されます。

8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
11月 ハイテク関連のAIバブル懸念 過剰な投資で回収に疑念
1月 日銀会合の後、日米協調のレートチェック
2月 衆議院選挙は自民党が大勝、米イラン戦争勃発
3月 さらなるAI脅威懸念 仕事がAIに奪われる。イラン戦争激化、原油危機
4月 イラン戦争 終結見えず

シナリオ構築

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

月・週単位の見通し(スイング向け)

シナリオ① 要因から考える

4/3 米 3月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 17.8万人 失業率 4.3%
4/10 米 3月CPIコア 2.6%
4/28 日銀 金利維持 0.75%
4/29 米 FOMC 金利維持 3.50-3.75%

30日 18:30頃から、ドル円が大きく急落しました。一時155.50円まで下落。現在156円中盤となっています。大きく動いたのでドル円トレーダーにとってはチャンスとなります。値動きをしっかり見ていきましょう。上の注目のラインは157.50付近となります。他の要因も考慮して挑みたいところです。


シナリオ② 地政学リスク

米・イランの戦争はどうなる?

トランプ氏、海上封鎖の継続を再表明-イランは核技術「防衛」を宣言
イラン経済は崩壊しつつあり、海上封鎖は非常に効果的-トランプ氏
敵対勢力によるホルムズ海峡悪用の試みを叩き潰す-モジタバ師

・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。

まとめ

 当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

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投稿スケジュール

5分で分かる!ドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・朝刊 火曜から土曜 6:30頃
・夕刊 月曜から金曜 18:30頃 
・休稿 日曜、日本・欧米休場日

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル,ポンドドル
CFD:日経225、原油、金(ゴールド)

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、ロイター(無料版)、外為ドットコム、他無料参照情報元
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