17日(18日早朝)にFOMCでは利下げ0.25%が決定されました。今後のスケジュールが発表され、年内2回、来年1回となっています。(大口予想は会合前5回)
また、19日の日銀金融政策決定会合では、0.50%の金利は維持される見込み、年内の利上げがあるのか注目されます。
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ここまで
米雇用統計 8月雇用者数は2.2万人増、予想7.5万人増
米CPIはほぼ横ばいも 前年同月比は2.9% コアは3.1%
9/17 FOMC -0.25%利下げ 4.00-4.25%
FedWatch 0.25利下げ 96.1% (前日 96.0%) 年内 3 回
FedWatch 0.50利下げ 3.9% (前日 4.0%)
ファンダメンタルズ
朝のニュース
【FOMC】
FOMCが25bp利下げ、「非常に堅調」な労働市場は終了とパウエル議長
米連邦公開市場委員会(FOMC)は16、17両日に開いた定例会合で、主要政策金利を0.25ポイント引き下げることを決定した。また年内さらに2回の利下げを予想した。ホワイトハウスは数カ月にわたり、金融当局に利下げを強く要求してきた。
「労働需要は軟化し、最近の雇用創出ペースは失業率の安定維持に必要な水準を下回っているようだ」とし、労働市場が「非常に堅調」だとは「もはや言えなくなった」と議長は述べた
会合後の声明では、昨年12月以来となる利下げを正当化する根拠として労働市場に軟化の兆候が強まっていることを指摘。一方で、「インフレは上昇し、幾分高止まりしている」とも説明した。
【米国政治】
ベッセント氏も住宅ローン契約に矛盾-クック理事解任根拠と酷似
カナダ中銀、3月以来の利下げ-米関税の影響や労働市場の軟化に言及
カナダ銀行(中央銀行)は17日、政策金利を0.25ポイント引き下げ2.5%とした。米関税措置で経済と労働市場が打撃を受ける中、3月以来の利下げとなった。今後の緩和見通しについては何も示さなかった。
米住宅着工件数、5月以来の低水準-在庫過剰で生産意欲鈍る
8月の米住宅着工件数は前月比で減少し、5月以来の低水準となった。過剰な住宅在庫が業者の建築意欲を鈍らせた。
米国指標
【米国市況】国債とS&P500が下落、予想通りの利下げで売り-円も下げ
株式
S&P500種はFOMC政策発表後に一時プラス圏に浮上したが、その後はもみ合いとなった末、上げを消した。
債権
為替
外国為替市場ではブルームバーグのドル指数が年初来の安値に下げた後、急速に下げを埋める展開となった。
原油
ニューヨーク原油先物相場は4営業日ぶりに下落。米国の在庫統計と米利下げの影響を見極める展開だった。
利下げは通常、エネルギー需要を押し上げるが、労働市場が一段と弱まっているという当局の警告が意識された。ドルがやや上昇したことも、ドル建てで取引される商品の魅力減退につながった。
金(ゴールド)
金スポット相場は反落。FOMC会合の決定が発表された後、前日終値を挟んで振れが大きくなった。
市場予想通り0.25ポイントの利下げが発表された後、スポット価格は日中取引ベースの最高値である1オンス=3707.57ドルを付ける場面があった。利息が付かない金は通常、低金利下で投資妙味を増す。
午後のニュース
日銀会合注目点:関税の影響や米経済、物価リスクの見解-政策維持へ
日本銀行が18、19日に開く金融政策決定会合は政策維持が見込まれている。関税の影響や米国経済の先行き、物価の上振れリスクなどに関する日銀の見解から、追加利上げ時期のヒントを探ることになりそうだ。
高市氏が自民総裁選へ出馬表明、あす政策発表-金融・財政政策に注目
高市氏は金融緩和や積極財政を主張しており、総裁選でどのような政策を掲げるか市場でも注目されている。昨年9月の総裁選期間中に出演したインターネット番組で「金利を今、上げるのはあほやと思う」と発言。今年5月には別の番組で、食料品への消費税率(8%)を0%に引き下げるべきだとの考えを示していた。
日本市況
【日本市況】日経平均初の4万5000円台、半導体関連けん引-円下落
株式
株式は東京エレクトロンやアドバンテスト、ディスコなど半導体関連のほか、ソニーグループや三菱商事など時価総額上位銘柄が上げた。業種では電機や商社、医薬品、化学などが上昇。半面、電気・ガスや陸運などは下落し、アナリストが投資判断を引き下げた任天堂が売られた。
債権
債券は先物が下落。FOMC後に米国の長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが優勢だった。
為替
円相場は1ドル=147円台半ばに下落。FOMC後に約2カ月ぶりの水準に上昇した後、ドルが買い戻された流れが続いた。
経済指標
前日の主要な経済指標の結果
17日 英
15:00 8月消費者物価指数(CPI)(前月比) 前回 0.1% 予想 0.3% 結果 0.3%
17日 欧州
18:00 8月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) 前回 2.0% 予想 2.1% 結果 2.0%
17日 米
21:30 前回 % 予想 % 結果 %
27:00(18日3:00) FOMC 前回 4.25-4.50% 予想 4.00-4.25%
27:30(18日3:30) パウウェル議長会見
本日の主要な経済指標
18日 英
20:00 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 前回 4.00% 予想 4.00% 結果 % 維持予想
18日 米国
21:30 前週分新規失業保険申請件数 前回 26.3万人 予想 24.0万人 結果
9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 前回 -3.0 予想 1.9 結果
テクニカル分析
通貨強弱

上図は9/17の通貨強弱。FOMCを終えてドル高、円安、ユーロ安となっています。
値動き

ドル円は、FOMC後に大きく上下し上昇になりました。
チャート分析

ドル円の日足チャート。9/18 6:00のレートは146.94。意識される直近安値は7/24の145.88となっています。次の意識される上のラインは、7/16高値の149.17となります。また、レンジ内に戻りました。このレンジは8月雇用統計の前後日を除いて約2か月以上続いています。
シナリオ構築
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月・週単位の見通し(スイング向け)
シナリオ① 政策金利
9/5の米雇用統計の結果は、労働環境は悪化していることが確認されました。米PPI、米CPIはドル高の材料が少なく、9/17日のFOMCでの利下げは-0.25%となり、予想通りでした。今後の見通しは年内2回、次年1回の見通しとなり大口の見通しより「タカ」となりました。ドルはやや上昇傾向をしめしレンジに戻っています。ドル円のレンジは2か月以上続きいています。
9/5 雇用統計は先月に続き悪化
9/12 CPIはほぼ予想通り
9/17 FOMC -0.25%利下げ 4.00-4.25%
日銀 政策金利 0.50% 10月利上げ観測は後退 30%程度
日単位(デイトレ向け)

シナリオ②-2 ドル円の巻戻し
上はドル円の9/11からの1時間足です。17:30現在147.36。上限148.58 下限146.31 となります。ドル高を見込んでレンジの上限を意識するか、判断が難しいところです。
・材料消化でドル高。(タカ発言)
・巻戻しも値動きが期待できる。うまく押しを狙ってエントリー
参考 利食い 1.0円 損切 0.5円
>>弱い値動きでレンジ中央付近のときはトレード不向き
シナリオ③ 地政学リスク
1、ロシアウクライナ戦争の停戦協議(和平合意)は大きく後退。両首脳の直接会談は実施されそうにない状況
・トランプ氏が圧力強化、ロシア産原油輸入国に制裁検討もNATO足並みそろわず。
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。
まとめ
当サイトでは、東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、シナリオ構築をおこない情報を更新しています。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです.
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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記:しまてつ
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取引通貨:ドル円、ユーロドル,ポンドドル
CFD:原油、金(ゴールド)
私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。
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