2025年7月17日【FX初心者】 米PPIの結果は予想下でドル円は一時大きな売り、今夜は米小売売上高でどうなる。

投資

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

 本日は、昨夜の米PPIの結果と今夜の米小売売上高に向けて環境認識とシナリオを想定して戦略を考えました。米CPIでドル円は上昇となりました。米PPIは前回以下の上昇に留まりドル円は下落となりました。今夜は、米国の指標が小売売上高のほか新規失業保険やフィラデルフィア連銀景況指数など多くの指標が発表されます。米CPI、米PPIからの流れと総合的に判断する必要があります。

米CPIコア 前回上でも予想上回らず。 ドル円上昇も限定的
米PPI わずかに上昇も前回下回る。 ドル高下落も限定的

今夜は指標が多く複雑なので総合的に判断します。シナリオは以下のようになります。
①全体が大きく上昇方向 ドル円上昇 ⇧ 「買い」 
②全体が大きく下降方向 ドル円上昇 ⇩ 「売り」 
③マチマチならレンジ
 

前日の振返り

16日 次期FRB議長、ハセット氏が現時点で有力
 経済の領域でトランプ米大統領に最も長く仕えている側近の1人、ハセット国家経済会議(NEC)委員長が、来年5月に任期満了となるパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の有力後任候補の1人に浮上している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
 他の有力候補にはウォーシュ元FRB理事がいるほか、他の候補がトランプ氏の眼鏡に十分かなわなければ、次期議長選びをアドバイスするベッセント財務長官自身が起用される可能性もある。ウォラーFRB理事もダークホース的存在だ。

16日の日本市場 
 【日本市況】超長期債が急反発、財政拡張リスク織り込み-株式は下落
16日の日本市場では債券が反発。前日まで下げが続いた超長期債を中心に反動の買いが優勢になった。円は一時1ドル=149円台前半と約3カ月ぶりの安値に下落。株式も下げた。
 国内金利は20日投開票の参院選で与党が過半数を割り込めば拡張的な財政政策に傾くとの懸念から連日で上昇し、15日には長期金利が約17年ぶりの高水準を付け、30年債利回りは過去最高を更新していた。

トランプ氏、日本に25%の関税発動見通し-書簡の内容通り8月1日

米PPI横ばい、サービスが下押し-製造業は価格転嫁に慎重姿勢
 米生産者物価指数(PPI)は6月、前月比で横ばい。旅行関連のサービス価格が大幅低下し、財価格上昇の影響を相殺した。
 食品とエネルギー、貿易を除いたPPIコア指数も前月比横ばい。前年同月比では2.5%上昇と、2023年遅く以来の小幅な伸びとなった。

トランプ氏、FRB議長解任「可能性低い」-不正行為あれば別と含みも
 同氏は、15日夜に共和党議員との会合でパウエル氏解任の可能性について話し合い、「ほぼ全員が」解任に賛成したとも述べた。自らが解任文書を作成し、会合で提示したとの報道については否定した。

経済指標 

米国 7月16日 21:30発表

  • 6月卸売物価指数(PPI)(前月比) 前回 0.1% 予想 0.2% 結果 0.0%
  • 6月卸売物価指数(PPI)(前月同月比) 前回 2.6% 予想 2.5% 結果 2.3% 
  • 6月卸売物価指数(PPIコア)(前月比) 前回 0.1% 予想 0.2% 結果 0.0%
  • 6月卸売物価指数(PPIコア)(前月同月比) 前回 3.0% 予想 2.7% 結果 2.6%

米国 7月17日 21:30発表

  • 6月小売売上高(前月比) 前回 -0.9% 予想 0.0% 
  • 6月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回 -0.3% 予想 0.2% 
  • 前週分新規失業保険申請件数 前回 22.7万件 予想 23.5万件
  • 前週分失業保険継続受給者数 前回 196.5万件 予想  万件
  • 7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 前回 -0.4 予想 -0.1 

英国 7月17日 15:00発表 失業保険 ポンド取引する人は要チェック

欧州 7月17日 18:00発表 消費者物価指数HICP ユーロ取引する人は要チェック

環境認識

値動きは連日で7月最高値となりました。1日の最大最小の値幅は3.000、終始では-0.963となりました。値動きはニューヨーク時間前半で大きく動きました。別要因としてFRBパウウェル議長の解任騒動がありました。
(この大きな値幅を取るのは難しかったでしょう。私は、見送りでした。)

 ドル円の日足チャート。昨日の上昇が巻き戻された結果となっています。ローソク足の下に短・中期の移動平均線が並んだオーダーは崩れてしまいました。7/17 6:00のレートは147.86で6/23高値付近、直近高値は更新して149.18、直近安値は7/10の145.75となっている。

今日の動き

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

本日米指標発表後のシナリオ

シナリオ① 小売売上高・他全体大きく予想上振れ

 ドル円は発表同時に大きく上昇します。その後押し目を待って「買い」となります。どこで「買う」かですが、15分足初動後のフィボナッチの78.6または61.8が目安となります。利確目安は、キリ番150.0や3/28高値151.2となります。損切は前日安値146.9となります。昨日の結果が押し目となってチャンスとなっています。

シナリオ② 小売売上高・他全体大きく前回下振れ

 ドル円は発表同時に大きく下降します。前日の下降があるので値動きは限定的かもしれません。戻りを待って売りとなります。15分足フィボナッチの38.2が目安となります。また、下落の場合は戻りが無い場合も考えられます。「見送る」も考えておきます。利確目標はトレンドライン146.9または7/10安値145.8となります。損切は、前日高値149.2を考えます。

シナリオ③ 結果マチマチ

 結果がマチマチのときは、「見送り」です。

まとめ

 本日は、昨日の米PPIの結果と今夜の米小売売上高や他に向けて環境認識とシナリオを想定して戦略を考えました。

今夜の米指標後の値動きについて、
①「買い」ならチャンス
②「売り」なら慎重に、早期撤退や見送りも意識して
③マチマチならレンジ継続 「見送り」
となります。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

投稿スケジュール

毎朝5分で分かるドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・火から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日    夕方18:00頃 週の振り返りと次週の予想
・月    休

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル
CFD:金スポット、原油

ここではドル円を中心に前日の振り返りと今後の見通しをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
*使用アプリ トレーディングビュー

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