ドル円は157円に到達。日本政府や日銀は進む円安を注視。10月の雇用統計は発表されず、今夜発表の9月分が重視されそうです。次回FOMCの利下げ観測は後退しました。エヌビディア決算は好結果が期待され、株式相場は調整の買いが優勢となっています
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここまで
10/1 米政府閉鎖
10/21 高市氏が総理大臣に就任
10/24 米CPI 前月比 0.4%から0.3%
10/29 FOMC -0.25%利下げ 3.75-4.00%
10/30 日銀 金利維持 0.50%
11/5 ADP雇用統計 4.2万人
11/12 米政府閉鎖終了
FedWatch 12月 0.25利下げ 29.5% (前日 51.1%)
最終目標 3.00-3.25%
ファンダメンタルズ
朝のニュース
【米政治】
米関税収入の国民還元を示唆、物価抑制まだ-FRB議長候補ハセット氏
米国家経済会議(NEC)のハセット委員長は19日、関税収入を還元する「小切手」発行について議会が検討する余地はあるとの考えを示した。同氏は次期連邦準備制度理事会(FRB)議長の最終候補の1人とされる。
米国が原子炉最大10基を購入へ、日本の5500億ドル投資活用する可能性
米政府は電力需要の急増に対応するため最大10基の大型原子炉を購入・保有する計画を進めており、その費用は日本が拠出を表明している5500億ドル(約86兆円)規模の対米投資によって賄われる可能性がある。
【米経済】
FOMC議事要旨:「多くの」当局者が12月利下げに否定的な姿勢
10月28-29日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、多くの当局者が年内は政策金利の据え置きが適切となる可能性が高いとの意見を示していた。連邦準備制度理事会(FRB)が19日に公表した。
米労働統計局、10月分雇用統計の発表中止-一部データ収集できず
米労働統計局(BLS)は、10月分の雇用統計を発表しないと明らかにした。同月分の雇用者数データは、12月に発表予定の11月分に組み込む方針だとしている。
BLSは10月分について、失業率など重要指標の算出に用いられる家計調査データを事後的に収集することができなかったと説明。11月分の雇用統計は12月16日に発表される予定。よって、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は、年内最後の連邦公開市場委員会(FOMC)会合前にこのデータを入手できないことになる。
【日本市況】長期金利17年ぶり高水準、財政懸念-介入警戒で円強含み
19日の日本市場では財政悪化への懸念から長期金利が17年ぶり、20年債利回りは26年ぶりの高水準を連日で更新した。円は対ドルで2月以来の安値付近で推移した後、日本銀行の植田和男総裁と片山さつき財務相らが会談することを受け、介入警戒から155円台前半にやや上昇。株式は午後に弱含み、4営業日続落となった。
【欧州市況】 英国債が軟調、30年物利回り5週ぶり高水準-株は小動き
19日の欧州債市場では、英国債が長期物を中心に下落。30年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して5.45%と、10月13日以来の高水準を付けた。
米国指標
【米国市況】 円安進行でドル157円台、米利下げ観測が後退-株は反発
株式
S&P500種株価指数は5営業日ぶりに上昇した。半導体大手エヌビディアの決算発表を控え、日中は神経質な値動きが続いた。
債権
米国債相場は下落(利回りは上昇)。金融政策の見通しを敏感に反映する2年債利回りは約2bp上昇した。
為替
19日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨全てに対して上昇。円は対ドルで下げを拡大し、157円台と1月中旬以来の安値を付けた。市場では米利下げ観測が後退。株は反発した。
原油
ニューヨーク原油先物相場は大幅に反落。燃料や精製品の在庫増加が政府統計で示され、供給を巡る懸念が和らいだ。ロシアによるウクライナ侵略を終わらせるための外交努力が停滞していることも意識された。
金(ゴールド)
金スポット相場は小幅高。ニューヨーク時間の朝方には一時1.6%上昇する場面もあったが、その後に上げ幅を縮小した。ドル指数の上昇が重しとなった。
経済指標
前日の主要な経済指標の結果
本日の主要な経済指標
20日
22:30 米 9月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回 2.2万人 予想 5.0万人 結果
9月失業率 前回 4.3% 予想 4.3% 結果
前週分新規失業保険申請件数 前回 予想 23.0万人 結果
前週分失業保険継続受給者数 前回 予想 196.0万人 結果
テクニカル分析
通貨強弱

上は、19日の通貨強弱。ニューヨーク時間にドル買いとなっています。ドルインデックスは100を超えて、20日 5:30には100.17となっています。
チャート分析

ドル円の日足チャート。11/20 5:30のレートは156.97。17日に実態が155円超えて確定しました。ドル高、クロス円全体が円安となっています。

ドル円の週足。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇となっています。
1月 トランプ大統領就任
4月 トランプ関税発表、後半に緩和
8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
シナリオ構築
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月・週単位の見通し(スイング向け)
シナリオ① 要因から考える
19日(水)までの要因は
1、ドル円は上昇。1時157円を超えて日銀や日本政府が警戒している。
2、ニューヨーク市場終了後、エヌビディア決算発表、好結果期待
3、10月雇用統計発表されず、11月分は12月16日でFOMC後
12月のFOMC利下げは30%に後退、止まらない円安、米利下げ後退でドル円は上昇に。エヌビディア決算後の値動きを見て検討したい。
シナリオ② 地政学リスク
1、ロシアウクライナ戦争の停戦は遠い。
>>トランプ氏がロシア原油大手に制裁発動
2、ガザ和平合意
>>武装解除の具体的な動きは見られない。
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。
まとめ
当サイトでは、東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。(現在、夕刊は休稿)皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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