8日の外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して全面安となりました。米国とイランが2週間の停戦に合意し、今回の戦争で安全な資産とされたドルが売られました。原油価格は下落、株式は上昇となりました。
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ここまで
11/12 米政府閉鎖終了
1/23 日米 レートチェック
2/20 米 最高裁はトランプ関税は無効と判決
2/28 米イラン戦争 勃発
3/6 米 2月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 -9.2万人 失業率 4.4%
3/11 米 2月CPIコア 2.5%
3/18 米 FOMC 金利維持 3.50-3.75%
3/19 日銀 金利維持 0.75%
4/3 米 3月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 17.8万人 失業率 4.3%
4/8 イラン戦争 2週間の停戦合意
FedWatch 4月 0.25利上げ 0.5% (前日 0.5%)
年内は維持
最終目標
ファンダメンタルズ
【今朝の5本】
ホルムズ通過わずか
ホワイトハウスは、米国がイランと、パキスタンの首都イスラマバードで直接協議を行うと発表した。初回協議は現地時間11日午前に実施される。米代表団はバンス副大統領が率い、ウィトコフ特使とトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏も参加するという。一方、中東地域全体では散発的な戦闘が続き、イランによる湾岸諸国への攻撃も発生した。ホルムズ海峡は依然として事実上閉鎖された状態にあり、ブルームバーグがまとめたデータによると、8日に同海峡を通過してペルシャ湾から出た船はわずか3隻だった。
合意破られたと主張
イランのガリバフ国会議長は、米国との停戦合意は破られたと主張。停戦提案の3項目でこれまでに違反があったとXに投稿した。「交渉の実行可能な基盤」は交渉が始まる前から既に公然と、また明確に破られているとし、こうした状況下では、二国間での停戦や交渉は合理性を持たないと述べた。イスラエルはレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとの間で続けている戦闘は今回の停戦合意に含まれないと主張し、8日もレバノン南部での攻撃を続けた。最近の作戦開始後、ヒズボラのインフラを標的とした最大規模の攻撃となった。
判断に苦慮
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月17-18日開催分)によると、イラン戦争勃発を受けた米経済の先行きについて、利下げもしくは利上げが必要になるという、大きく異なるシナリオを巡り、金融当局が判断に苦慮していたことが分かった。戦争がインフレを押し上げかねず、利上げの検討が必要になる可能性を会合後に明確に打ち出すべきだとの意見が増えていたことが明らかになった。一方、大部分の当局者は戦争が労働市場に悪影響を及ぼし、利下げが必要となる可能性を懸念していた。
予測市場で疑問再び
米国とイランの停戦合意が発表される前、予測市場プラットフォームのポリマーケットに停戦を予想する大量の賭け金が流入していた。流入額は1億7000万ドル(約270億円)に上り、地政学関連の賭けとしては同市場で過去最大規模に上った。内部情報を基に賭けている参加者がいるのではないかとの疑問が再び浮上している。野心に見合うインフラがまだ完成していない業界の問題もあらためて浮き彫りになった。ポリマーケットはコメントの要請に対し、現時点で回答していない。
メタが最新AIモデル
米メタ・プラットフォームズは最新の人工知能(AI)モデル「Muse Spark(ミューズ・スパーク)」を発表した。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が競合に対抗するため巨額を投じてAI組織の刷新に乗り出して以来、初のモデルとなる。Muse Sparkは、高額報酬で採用されたAI研究者らで構成する新組織「メタ・スーパーインテリジェンス・ラボ(MSL)」が開発。従来のオープンソース戦略から転換し、設計やコードを公開しないクローズド型を採用した。
注目ニュース
【欧州市況】
株は4年ぶり大幅高、国債も軒並み上昇-停戦合意を好感
欧州国債
欧州債は総じて堅調。トレーダーはイングランド銀行(英中央銀行)と欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測を後退させた。英国とドイツの2年債利回りは一時、24ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、イタリアは同28bp下げた。スワップ動向が示唆するところによれば、ECBの今年の利上げは2回、英中銀は1回と織り込まれている。
欧州株式
8日の欧州株は上昇し、約4年ぶりの大幅高となった。米国とイランによる2週間の停戦合意を好感し、買いが膨らんだ。ストックス欧州600指数は3.9%高と、2022年3月以来の大幅な値上がりとなった。イラン戦争の開始から急落していた銘柄の一部は大幅高を付けた
【米国市況】
株上昇、米・イラン停戦で原油急落-ドルは今年の上げ失う
米国株式
8日の米金融市場では、株式が上昇する一方で原油は約6年ぶりの大幅下落となった。米国とイランが停戦合意に達したことを受け、楽観ムードが広がった。リスク選好の急速な回復により、S&P500種株価指数は2.5%上昇した。
米国債
米国債相場は上昇後に伸び悩む展開。日中を通じて米国とイランの停戦を巡る楽観が後退する中で上値が重くなった。イラン当局者が停戦合意が破られたと主張した後、その動きは一段と加速した。
為替
外国為替市場ではドルが下落。年初来の上昇分を失った。イランと米国の間で停戦が成立し、原油価格が急落、安全通貨としての地位が弱まった。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時1.1%下落し、1月以来の大幅な下げとなった。ドルは主要16通貨すべてに対して下落した。円は対ドルで一時、1ドル=157円89銭まで上昇した。ただ、イラン側が米国との停戦合意が破られたと主張するなど状況は不安定で、円は158円台後半まで伸び悩んだ。
原油
原油先物相場は大幅安。米国とイランが2週間の停戦で合意したのに続き、ホワイトハウスが米国とイランが直接協議を行うと発表したことが背景にある。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は前日比18.54ドル(約16%)安の1バレル=94.41ドルで終了。北海ブレント先物6月限は14.52ドル(約13%)安の94.75ドルで引けた。
金(ゴールド)
金スポット価格は上昇。ただ、イランのガリバフ国会議長が米国との停戦合意が破られたと主張し、上げ幅を削った。アジア時間には一時3.2%上昇の1オンス=4856.81ドルまで買われたが、発言を受けて下げに転じる場面もあった。
>>利下げ観測が進むと金は上昇しやすい。
経済指標
前日の主要な経済指標の結果
8日
8:30 日 2月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年同月比) 前回 3.0%(2.5) 予想 2.7% 結果 3.3%
本日の主要な経済指標
9日
21:30 米 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率) 前回 0.7% 予想 0.7% 結果 %
21:30 米 2月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) 前回 3.1% 予想 3.0% 結果 %
21:30 米 前週分新規失業保険申請件数 前回 20.2万件 予想 21.0万件 結果
テクニカル分析
通貨強弱

上は、8日の通貨強弱。ニュージードル・豪ドル・スイスフランが買い、カナダドル・ドルが売りとなっています。
チャート分析

ドル円の日足チャート。4/8 6:00のレートは158.58。注目ラインは上は160.23。下は157.67となります。160以上は介入警戒のレベル。

ドル円の週足。3月30日の週は下ヒゲ陰線。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇、2026年1月より下落傾向でしたが2月中旬から上昇。2月下旬に米・イラン戦争が勃発しました。ドル円は上昇し高止まりの状況で為替介入が警戒される
8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
11月 ハイテク関連のAIバブル懸念 過剰な投資で回収に疑念
1月 日銀会合の後、日米協調のレートチェック
2月 衆議院選挙は自民党が大勝、米イラン戦争勃発
3月 さらなるAI脅威懸念 仕事がAIに奪われる。イラン戦争激化、原油危機
シナリオ構築
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月・週単位の見通し(スイング向け)
シナリオ① 要因から考える
3/6 米 2月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 -9.2万人 失業率 4.4%
3/11 米 2月CPIコア 2.5%
3/18 米 FOMC 金利維持 3.50-3.75%
3/19 日銀 金利維持 0.75%
4/3 米 3月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 17.8万人 失業率 4.3%
経済指標は、イラン戦争にかき消される状況となっています。しかし今後のために主要な経済指標の結果は確認しておきましょう。
シナリオ② 地政学リスク
米とイランは停戦合意するも、見解の違いがあるようです。続報もチェックしましょう。
米・イランが11日に協議、バンス氏が米代表団率いる-中東で戦闘継続
イランのガリバフ国会議長、米国との停戦合意は破られたと主張
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。
まとめ
当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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