日本時間の早朝4時にFOMCの発表があり、予想通り0.25%の利下げとなりました。ドットチャートによる今後の見通しでは、2026年の利下げは1回と示しています。
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ここまで
10/29 FOMC -0.25%利下げ 3.75-4.00%
10/30 日銀 金利維持 0.50%
11/5 ADP雇用統計 4.2万人
11/12 米政府閉鎖終了
11/20 米9月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 11.9万人 失業率 4.4%
12/10 米FOMC -0.25%利下げ 3.50-3.75%
FedWatch 1月 0.25利下げ 22.1% (前日 %)
次回利下げ 4月
最終目標 2.75-3.00%
ファンダメンタルズ
朝のニュース
【今朝の5本】
3人反対
米連邦公開市場委員会(FOMC)はフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.25ポイント引き下げ、3.5-3.75%に設定することを決定した。利下げは3会合連続。2026年については、利下げ1回との見通しを維持した。利下げは賛成9、反対3で決定された。3人の反対票が出たのは2019年以来。
戦略見直し
メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は同社の軸足を収益化可能な人工知能(AI)モデルの開発に移しつつある。関係者によると、コードネーム「Avocado」と呼ばれる新たなAIモデルは来春公開される見通しで、クローズドモデルとなる可能性がある。この動きは競合のグーグルやOpenAIが採用している手法と同じで、メタが長年掲げてきたオープンソース戦略から大きな転換となる。
密輸半導体で開発
中国のAIスタートアップ、DeepSeek(ディープシーク)は米国が対中輸出を禁止しているエヌビディアの次世代AI半導体「ブラックウェル」を使い、次期主力モデルの開発を進めているという。米メディアのジ・インフォメーションが報じた。同報道によれば、輸出が許可された国のデータセンター向けに送られたブラックウェル搭載のサーバーが検査終了後に分解され、中国に輸出されている。密輸に利用されている具体的な国の名前は挙げられていない。
タンカー拿捕
米軍はベネズエラ沖で制裁対象の石油タンカーを拿捕したと、事情に詳しい関係者が明らかにした。今回の拿捕により、海運会社が同国の原油積み込みに一段と慎重になるとみられ、ベネズエラの原油輸出は一段と困難になる恐れがある。ベネズエラ産原油の大半は中国向けで、通常は仲介業者を介し、制裁リスクを背景に大幅な割引価格で輸出されている。
警戒シグナル
9日に投開票された米フロリダ州マイアミ市長選で、民主党候補アイリーン・ヒギンズ氏の当選が確実になった。民主党の市長誕生は約30年ぶり。全ての開票所の開票が終了した時点で、ヒギンズ氏は共和党のエミリオ・ゴンザレス候補を18ポイント以上リード。AP通信や選挙情報サイトのディシジョン・デスクが当確を出した。民主党はニュージャージー州やバージニア州の知事選など、最近相次ぎ勝利を収めており、今回のヒギンズ氏の当選で勢いが増した格好だ。2026年の中間選挙を控え、共和党にとっては警戒シグナルだと広く受け止められている。
【日本市況】 日経平均反落、AI関連に売り-FOMC見極めで円安進行一服
10日の日本市場では日経平均株価が小幅に反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、利下げ継続期待が後退することへの警戒感から積極的な取引は手控えられた。朝方買われていた人工知能(AI)関連株が売られたことや、為替の円安進行が一服したことも重しだ。
円は対ドルで約2週間ぶり安値付近から強含みで推移。債券は中期債と超長期債が売られた。
日本時間11日未明に結果が判明するFOMCでは利下げがほぼ織り込まれる中、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容やFOMCメンバーの金利予測分布図(ドットプロット)を見極めようとの雰囲気が強かった。
【欧州市況】 米FOMC前に様子見ムード-株、債券とも小動き
10日の欧州債券市場は、方向感を欠いた動きとなった。ドイツ10年債利回りは横ばいの2.85%で取引を終えた。
欧州株は、同日の米連邦市場公開委員会(FOMC)で利下げが広く予想される中、世界的な金融緩和サイクルが終わりに近づいているとの懸念から、ほぼ横ばいで推移した。
米国市況
【米国市況】 株・国債ともに上昇、パウエル氏の発言追い風-ドル下落
株式
10日の米国株式市場は主要3株価指数がそろって上昇した。注目の連邦公開市場委員会(FOMC)会合は予想通り3会合連続の利下げを決定。またパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は関税によるインフレ圧力が一時的であると判明するのに伴い、景気は今後力強さを増すとの楽観的な見方を示した。
債権
米国債相場は上昇。国債利回りは短期ゾーンを中心に下がり、金融政策見通しに敏感な2年債は約7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。
為替
ニューヨーク外国為替市場では、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が国債利回りと並んで低下した。ドル売りが優勢となる中、円は一時155円台に上昇した
原油
ニューヨーク原油先物相場は反発。米軍がベネズエラ沖で制裁対象の石油タンカーを拿捕(だほ)したとの報道が材料となった。
金(ゴールド)
金スポット相場は続伸。FOMCで市場予想通り0.25ポイントの利下げが決まった後、上昇に転じた。
>>利下げ観測が進むと金は上昇しやすい。
経済指標
前日の主要な経済指標の結果
FOMCが0.25ポイント利下げ、3人が反対票-26年は利下げ1回を予想
・フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは3.5-3.75%に
・グールズビー総裁、シュミッド総裁、マイラン理事が反対票投じる
米連邦公開市場委員会(FOMC)は9、10両日に開いた定例会合で、主要政策金利を0.25ポイント引き下げることを決定した。利下げは3会合連続。また2026年については、利下げ1回との見通しを維持した。
10日
28:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
前回 3.75-4.00% 結果 3.50-3.75%
本日の主要な経済指標
11日
22:30 米国 前週分新規失業保険申請件数 前回 19.1万件 予想 22.0万件
テクニカル分析
通貨強弱

上は、10日の通貨強弱。11日4時にFOMC利下げ発表、ドル売りとなっています。
チャート分析

ドル円の日足チャート。12/11 6:00のレートは155.95。前日の上がりを戻した形で20MA付近。FOMC後の本流はこの後になりそう。クロス円全体が円安となっています。

ドル円の週足。今週は上ヒゲの短い陰線。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇となっていましたが直近2週は連続高値切り下げ、今週は下ヒゲ陰線で終了。
1月 トランプ大統領就任
4月 トランプ関税発表、後半に緩和
8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
シナリオ構築
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月・週単位の見通し(スイング向け)
シナリオ① 要因から考える
10日(水)までの要因は
1、1日に日銀総裁の利上げの可能性について発言した。
2、10月雇用統計発表されず、11月分は12月16日でFOMC後 9月度は、雇用者数は予想以上も失業率は悪化。
3、米9月度PECデフレータはほぼ予想通り、9月時点で個人消費は横ばい。FOMC利下げの判断の後押しとなる。
4、FOMCは0.25%を利下げした。反対票3、2026年度は利下げ1回の見通し
FOMC利下げが発表され、これは予想通り。来週の日銀の利上げは織り込まれている。ドル円日足チャートは高値の下がりラインを上にブレイクしてやや戻った形。本日は買いと売りの優劣が付きにくい状況か。材料消化の円安の兆候が見られるが、情報と値動きを見ていきたい。
シナリオ② 地政学リスク
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。
まとめ
当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。(現在、夕刊は休稿)皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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