日本時間の早朝4時にFOMCの発表があり、予想通り0.25%の利下げとなりました。ドットチャートによる今後の見通しでは、2026年の利下げは1回と示しています。新規失業保険申請件数は増加となりました。
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここまで
10/29 FOMC -0.25%利下げ 3.75-4.00%
10/30 日銀 金利維持 0.50%
11/5 ADP雇用統計 4.2万人
11/12 米政府閉鎖終了
11/20 米9月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 11.9万人 失業率 4.4%
12/10 米FOMC -0.25%利下げ 3.50-3.75%
FedWatch 1月 0.25利下げ 24.4% (前日 22.1%)
次回利下げ 4月
最終目標 2.75-3.00%
ファンダメンタルズ
朝のニュース
【今朝の5本】
国民投票で
ウクライナのゼレンスキー大統領は、東部領土の帰属問題を国民投票にかける可能性に言及した。
キャラクター提供
ウォルト・ディズニーはOpenAIに10億ドルを投資するとともに、ミッキーマウスなどの代表的キャラクターをOpenAIの動画生成ツール「Sora」にライセンス提供することで合意した。
AI投資拡大
オラクルが急落。1月以来最大の下げを記録した。前日の引け後に公表した決算で、人工知能(AI)データセンターや関連設備への投資が膨らむ一方、それがクラウド部門の売上高に結び付くまでに時間を要していることが示された。
コロナ禍以来の大幅増
米新規失業保険申請件数は先週、新型コロナ禍以来の大幅増を記録した。感謝祭の休暇を挟んだその前の週は大きく減少し、約3年ぶりの低水準となっていた。休暇シーズンの前後に振れが大きくなる傾向があり、年末まで大幅な変動が続く可能性があるが、今回のデータは今年のレンジ上限に近い水準となった。
史上最強の減量薬
イーライリリーが開発中の次世代肥満症治療薬は、患者の体重を4分の1近く減少させる効果を示した。史上最も強力な減量薬となる可能性が出てきた。
【日本市況】 債券上昇、20年債入札が強い結果-円横ばい圏、株式下落
11日の日本市場は債券が上昇。この日の20年利付国債入札が強い結果となったことを受けて超長期債を中心に買われた。円は対ドルで横ばい圏。株式は人工知能(AI)投資への懸念で下落した。
【欧州市況】 米利下げで成長期待広がり、株買われる-債券は小幅高
11日の欧州債券市場は小幅高となった。ドイツ10年債利回りは、1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下落し2.84%で取引を終えた。
欧州株は上昇した。世界的な成長への自信の広がりを背景に、建材や銀行など、景気循環に連動する部門へ資金が移る動きが見られた。
米国市況
【米国市況】 S&Pとダウ平均最高値、FOMC後のドル売り続き一時154円台
株式
11日の米国株式市場では、S&P500種株価指数が続伸し、最高値を更新した。人工知能(AI)投資拡大への懸念からオラクル株が大幅に売られ、当初はリスク資産からの資金引き揚げが加速したが、その後安値拾いの買いが入った。
債権
米国債相場では、中長期ゾーンの利回りが上昇。FOMC会合後の上昇基調が総じてこの日も続いた。
為替
ニューヨーク外国為替市場では、新規失業保険申請件数の急増を受けて、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が国債利回りとともに下落。前日のFOMC会合後のドル売りの流れが続いた。
原油
原油先物相場は反落し、10月以来の安値に沈んだ。米軍によるベネズエラ沖での石油タンカー拿捕など地政学的緊張でアジア時間の取引では上昇していたが、米株市場で一時強まったリスク回避の流れに押された。
金(ゴールド)
金相場は上昇。米国債利回り低下とドル下落が金の支援材料となった。トレーダーは米政策金利の先行きを意識している。
>>利下げ観測が進むと金は上昇しやすい。
経済指標
前日の主要な経済指標の結果
米新規失業保険申請件数、前週比4.4万件増の23.6万件-予想22万件
11日
22:30 米国 前週分新規失業保険申請件数 前回 19.1万件 予想 22.0万件 結果23.6万件
22:30 米国 前週分失業保険継続受給者数
前回193.9万件(193.7) 予想 194.7万件 結果183.8万件
本日の主要な経済指標
12日
16:00 英 10月月次国内総生産(GDP)(前月比) 前回 -0.1% 予想 0.1% 結果
テクニカル分析
通貨強弱

上は、11日の通貨強弱。豪ドルが売り、スイスフランが買いとなりました。ニューヨーク時間は円高ドル安となりました。
チャート分析

ドル円の日足チャート。12/12 6:00のレートは155.55。連続陰線で20MA下。注目のラインは下は154.3となりますが、昨日は155.0で反発しています。

ドル円の週足。12月1日の週は上ヒゲの短い陰線。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇となっていましたが直近2週は連続高値切り下げ、今週は下ヒゲ陰線で終了。
1月 トランプ大統領就任
4月 トランプ関税発表、後半に緩和
8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
シナリオ構築
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月・週単位の見通し(スイング向け)
シナリオ① 要因から考える
11日(木)までの要因は
1、1日に日銀総裁の利上げの可能性について発言した。
2、10月雇用統計発表されず、11月分は12月16日でFOMC後 9月度は、雇用者数は予想以上も失業率は悪化。
3、FOMCは0.25%を利下げした。反対票3、2026年度は利下げ1回の見通し
4、12/11発表の米新規失業申請件数は増加した。
FOMC利下げが発表され、これは予想通り。来週の日銀の利上げは織り込まれている。ドル円日足チャートは高値の下がりラインを上にブレイクしてやや戻った形。新規失業保険申請件数が増加したことで労働環境の悪化と市場が判断すれば、ドル安に進む。
シナリオ② 地政学リスク
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。
まとめ
当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。(現在、夕刊は休稿)皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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