17日のFOMCは0.25%の利下げで4.00%-4.25%、19日の日銀金融政策決定会合では0.5%の金利を維持することが決定されました。日銀ETF売却などのサプライズはあったもののドル円はまたレンジに戻りました。今週末のPCEなどをみて今後の動きを探っていくことととなりそうです。
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ここまで
米雇用統計 8月雇用者数は2.2万人増、予想7.5万人増
米CPIはほぼ横ばいも 前年同月比は2.9% コアは3.1%
9/17 FOMC -0.25%利下げ 4.00-4.25%
9/19 日銀 金利維持 0.50%
FedWatch 0.25利下げ 94.1% (前日 89.8%) 年内 2 回 最終目標 3.00-3.25%
ファンダメンタルズ
朝のニュース
【米経済】
パウエル議長、リスクのない道はないと強調-両面のリスク存在
パウエル氏は23日、ロードアイランド州のグレーター・プロビデンス商工会議所で講演。事前に用意された原稿によれば、「短期的なインフレへのリスクは上方向、雇用へのリスクは下方向に傾いており、厳しい状況だ」と発言。「両面のリスクがあるということは、リスクの全くない道は存在しないことを意味する」と語った。
10月に開かれる次回連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利下げを支持するかどうかについては、何も示唆しなかった。
【政治】
トランプ氏が国連演説、自賛と他国批判で1時間-気候変動は「詐欺」
トランプ米大統領は国連総会で演説し、国連を「空虚な言葉」ばかりだと強く非難した。さらに気候変動対策を「信用詐欺」、国境開放は国の破壊を招くと述べるなど、不平を並べ立てた。
団結を呼び掛ける声を無視し、トランプ氏は演説の冒頭から自身の外交努力を国連はあまり支援してこなかったと不満を吐露。
【地政学】
トランプ大統領、領空侵犯のロシア機をNATO加盟国は撃墜すべきだ
ECBは金利政策で「余地」残す必要がある-ポルトガル次期中銀総裁
ポルトガル中銀の次期総裁で、欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーに新たに加わる予定のアルバロ・サントス・ペレイラ氏は、ECBはインフレを抑制できており、今後の金利政策で行動の余地を残しておくべきだとの考えを述べた。
市場やエコノミストの間では追加利下げは現在織り込まれていない。
米国指標
【米国市況】 株が反落、FRB議長は追加利下げ言明せず-ドルは147円台
23日の米株式相場は反落。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が10月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利下げ支持に関して具体的な言及を避けたため、売りが優勢になった。
株式
主要株価指数は相次いで最高値を更新した後の一服状態となり、特に大型ハイテク株の下落が目立った。パウエル議長は、労働市場とインフレの見通しにはリスクがあると指摘。追加利下げを検討する政策当局にとってこの先、困難な道が待っている可能性が高いとの認識を示した。
債権
米国債相場は上昇。パウエル議長が労働市場とインフレの見通しにはリスクがあり、「厳しい状況だ」と述べたため、買いが入った。
為替
外国為替市場では、ドル指数が小動き。パウエル議長講演への反応も乏しかった。対ドルでの円相場は前日終値を挟んでもみ合い。
原油
ニューヨーク原油先物相場は5営業日ぶりに上昇。北大西洋条約機構(NATO)がロシアの領空侵犯には「強力な」対応を取ると表明したことを受け、ロシア産原油の供給に関する懸念が高まった。
NATOはエストニアの要請で開催した会合の後で声明を発表。防衛のため軍事を含むあらゆる手段を行使すると表明した。
金(ゴールド)
金スポット相場は最高値を更新した。中国が外国政府の保有する金準備の保管国として名乗りを上げようとしているとの報道も意識しながらの取引となった。
事情に詳しい関係者によると、中国人民銀行(中央銀行)は上海黄金交易所(SGE)を通じ、友好国の中銀に金を購入し、それを中国国内に保管するよう働き掛けている。
午後のニュース
自民・高市氏、財政・金融政策の方向性決める責任は政府-手段は日銀に
自民党の高市早苗前経済安全保障担当相は24日、財政・金融政策の方向性を決める責任は政府にあるが、金融政策の手段は日銀が決めるべきだとの考えを示した。
金融政策について小泉氏は20日の記者会見で、日銀の専権事項とした上で、日銀と政府が物価安定と経済成長に向けて歩調を合わせることが重要だとの見解を示していた。
エヌビディア大型投資、高額GPU購入で「還流」も-AIバブル不安再燃
人工知能(AI)向け半導体で圧倒的シェアを占める米エヌビディアと対話型AI・ChatGPTを開発した米OpenAIは、次世代AIの基盤となる10ギガワット規模の高い計算能力を持つデータセンター整備に向け、戦略提携することで合意した。
日本市況
【日本市況】債券が上昇、財政拡張への警戒が後退-円下落、株式続伸
24日の日本市場は債券相場が長期債中心に上昇(利回りは低下)。米国で長期金利が低下した流れに加え、財政拡張に対する警戒感が後退していることも相場を支えた。円は1ドル=148円台に下落。株式は続伸した。
株式
株式は続伸した。
債権
債券相場は上昇。米国市場でパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を受けて長期金利が低下した流れを引き継いだ。
為替
円相場は1ドル=148円台に下落。自民党総裁選挙を巡り、高市氏の政策に対する警戒が円の重しになった。午前10時前の仲値に向けた実需のドル買いもドルを支えた。
経済指標
前日の主要な経済指標の結果
23日
17:00 欧州PMI総合 前回 51.0 予想 51.1 結果 51.2
17:30 英PMI総合 前回 53.5 予想 52.7 結果 51.0
22:45 米PMI 前回 54.6 予想 54.6 結果 53.6
23:00 9月リッチモンド連銀製造業指数 前回 -7 予想 -5 結果 -17
25:30 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
本日の主要な経済指標
24日
23:00 米8月新築住宅販売件数(年率換算件数) 前回 65.2万人 予想 65.0万人 結果
テクニカル分析
通貨強弱

上図は9/23の通貨強弱。主要通貨は小動き。
値動き

ドル円は、方向感なし。
チャート分析

ドル円の日足チャート。9/24 6:00のレートは147.64。意識される直近安値は9/17の145.47となっています。次の意識される上のラインは、7/16高値の149.17となります。また、レンジ内に戻りました。このレンジは8月雇用統計の前後日を除いて約2か月以上続いています。
シナリオ構築
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
月・週単位の見通し(スイング向け)
シナリオ① 政策金利
9/17日のFOMCでの利下げは-0.25%となり、予想通りでした。今後の見通しは年内2回、次年1回の見通しとなり大口の見通しより「タカ」となりました。
日本銀行は19日の金融政策決定会合で、保有する上場投資信託(ETF)の市場への売却を全員一致で決めました。政策金利は0.5%程度に据え置くことを決定しました。
ドル円はは2か月以上続いたレンジに戻りました。
>>現状では方向感なし。トレード不向き
9/5 雇用統計は先月に続き悪化
9/12 CPIはほぼ予想通り
9/17 FOMC -0.25%利下げ 4.00-4.25%
9/19 日銀 政策金利 0.50%
日単位(デイトレ向け)

上グラフは本日ここまでの通貨強弱。主要通貨は小動き。

シナリオ②レンジトレード
上はドル円の9/15からの1時間足です。18:00現在147.88。上限148.58 下限146.31 となります。FOMC前のレンジに戻りました。
>>ドル円は材料なく、トレード不向き。現在148.29.。テクニカルとしてレンジの上限148.58からの下がりを狙う手法が考えられます。MACDやRCIなどで反転をしっかり見極めることが重要です。また、利確は早めがいいでしょう。
参考 利食い 0.5円 損切 0.3円
シナリオ③ 地政学リスク
1、ロシアウクライナ戦争の停戦は見通しがなく、トランプ大統領が圧力強化発言。
NATOも領空侵犯に不快感。ウクライナはロシアの石油施設を攻撃。
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。
まとめ
当サイトでは、東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、シナリオ構築をおこない情報を更新しています。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです.
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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