2025年9月9日【FX初心者】石破総理退陣を表明!日本株上昇、為替は限定的

投資

 日本では石破総理が退陣を表明しました。日本株は大幅上昇しましたが、為替の値動きは限定的でした。日本GDPの結果が上振れで円安を打ち消してしまった形となった部分もあります。

 *当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

 
ここまで
ジャクソンホール会合でパウウェル議長が利下げ容認姿勢
米雇用統計 8月雇用者数は2.2万人増、予想7.5万人増

FedWatch 0.25利下げ 88.4% (前日 89.0%)  年内 3 回
FedWatch 0.50利下げ 11.6% (前日 11.0%)

ファンダメンタルズ

日本市況

株式最高値、次期政権の政策期待と円安-超長期金利上昇
 8日の日本市場では株式が3営業日続伸し、東証株価指数(TOPIX)は終値で最高値を更新した。石破茂首相の辞任表明で新政権による政策推進期待が広がり、為替の円安進行も好感された。債券は今後の財政拡張への懸念で償還期限が10年を超す超長期債が下落(利回りは上昇)。

株式 
 株式相場は3営業日続伸。石破首相の辞任に伴う自民党総裁選の実施で、景気刺激策や規制緩和などが進むとの期待が高まった。為替の円安進行も好感され、電機や機械など輸出セクター、鉄鋼や非鉄金属など素材セクター、不動産や建設の内需セクターが幅広く買われ、東証33業種は全て上昇。

債権
 債券相場は超長期債が下落。財政規律重視派の石破首相が辞任を表明し、財政拡張懸念から売りが優勢だった。
 オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では日銀年内利上げ織り込みは45%付近と、一時70%を超えていた8月下旬から低下している。

為替
 東京外国為替市場の円相場は1ドル=148円台前半で推移。石破首相の辞任表明で日本の財政悪化懸念が強まり、早朝は円売り優勢の展開となったが、次第に下げ渋った。
 一方、朝方発表された日本の4-6月国内総生産(GDP)改定値が予想を上回ったことが円買い要因との認識も示した。

ニュース

【欧州市況】株、国債が上昇-フランス信任投票の敗北は織り込み済み

バイル仏首相が辞任へ、信任投票で敗北-政治的不透明性が再燃
 フランスのバイル首相は国民議会(下院)で行われた信任投票で敗北した。わずか1年余りで3回目の首相交代を強いられる様相で、フランスが重債務にどう対応していくのか、あらためて不透明性が高まった。

米雇用者数、ベンチマーク改定で最大100万人減も-利下げ観測後押し
・3月雇用者数、推定より80万人少なかった可能性-100万人の声も
・労働市場の減速は想定より早く始まっていた可能性
米国の雇用者数の伸びは、政府が現在発表している数字よりもはるかに鈍かった可能性が高い。夏に見られた採用減速よりも前から、労働市場が勢いを失っていたことを示すことになる。
>>米労働統計局が9日に発表する年次ベンチマーク(基準)改定の速報値に注目

米消費者の1年先インフレは3.2%に上昇、雇用情勢は悪化-NY連銀
 米消費者の1年先インフレ期待は8月に3.2%に上昇。トランプ政権が主要貿易相手国に強力な関税措置を発表した直後である5月以来の高水準となった。ニューヨーク連銀が月次調査の結果を明らかにした。

米国指標

【米国市況】株が反発、金融緩和で業績改善との思惑-円は下げ渋り

株式
 8日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小反発。史上最高値に近づいた。連邦公開市場委員会(FOMC)が来週の会合で利下げを実施するとの見方が強まっており、景気が減速しつつあるが、崩壊には至っていない局面での金融緩和が米企業の業績を下支えするとの期待が高まっている。

債権
 米国債相場は続伸。前週末の流れを引き継いで買いが優勢になり、利回りは全般に低下した。2年債利回りは2022年以来の低水準にとどまった。投資家の関心は今週発表されるインフレ指標に移っており、これがFRBの利下げ方針にどう影響するかが注目されている。

為替
 外国為替市場では、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が続落。雇用統計を受けた米国債の上昇に連動し、ドルは下落基調を維持した。

原油
 ニューヨーク原油先物相場は小反発。 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスが小幅増産で週末に合意したこと、およびサウジアラビアが代表油種のアジア向け価格を引き下げるという2つの材料を見極める展開だった。

金(ゴールド)
 金スポット相場は過去最高値を更新。先週末5日に米雇用統計が市場予想より弱い内容となり、利下げ観測が強まったことで相場は上昇し、この日もその流れが続いた。 
 スポット価格は一時、前週末比1.7%上げ、1オンス=3646ドルを超えた。
 借り入れコストの低下は通常、利息を生まない金の投資妙味を高める。FRBの将来を巡る懸念も、金への逃避需要を押し上げている。
 

経済指標

前日の主要な経済指標の結果

8日 日本
8:50 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)前回 1.0% 予想 1.0% 結果 2.2%


本日の主要な経済指標

テクニカル分析

通貨強弱

上グラフは通貨強弱。円安でスタートし、ロンドン時間、NY時間にややドル安になりました。

値動き

ドル円は、窓開け上昇から始まり、日本GDPの指標結果により蓋をされました。その後窓を閉じた形で終了となりました。

チャート分析

 ドル円の日足チャート。9/9 6:00のレートは147.46。レンジの上限付近からの下落。意識される直近安値は7/24の145.88となっています。次の意識される上のラインは、7/16高値の149.17となります。このレンジは1か月以上続いています。

シナリオ構築

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

月単位の見通し(スイング向け)

シナリオ① 政策金利

9/5の米雇用統計の結果は、労働環境は悪化していることが確認され、ドル円は日足で1.10円の下落となりました。9/17日のFOMCでの利下げは完全に織り込まれて0.50%の利下げ確率が11.4%となっている。石破総理の退陣による政治混乱の影響を考慮していく必要があります。

 次の注目は、9/11の米CPIとなります。9/10が米PPIとなっており、物価に関する環境を確認することになります。
・PPI・CPI共に上振れ>>物価高と市場は受取りドル高も限定的
・PPI・CPI共に下振れ>>ドル安、FOMCでの0.50%利下げ観測は加速となります。この方向がより動くと思われます。


8/22 パウウェル議長公演で利下げに進むと市場は判断
9/5  雇用統計は先月に続き悪化
日銀 政策金利 0.50% 10月利上げ観測は後退 30%程度

週単位(デイトレ向け)

本日は主要な経済指標の発表がありません。

シナリオ② レンジ内のトレード

 上はドル円の9/3からの1時間足です。上限149.2 下限146.8 と考え、チャートの位置から反対方向の動きが出たらエントリーし、値幅で利食いと損切を設定します。チャート形状を重視したテクニカルトレードとなります。値動きは不安定なので慎重におこなう必要があります。

 参考 利食い 0.5円 損切 0.3円

シナリオ③ ロシアウクライナ停戦協議

 ロシアウクライナ戦争の停戦協議(和平合意)は大きく後退。両首脳の直接会談は実施されそうにない状況
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
・トランプ氏の介入>>圧力強化 
こちらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。

日単位(スキャル向け)

シナリオ② レンジ内のトレード

上はドル円の9/8からの15分足です。上限148.5 下限147.3 と考え、値が動きやすい 9時台、15時台、21時台、23時台を狙います。エントリーは順張り、逆張りのどちらも有効ですがポジション保有は短く、値幅で利食い・損切します。

参考 利食い 0.1円 損切 0.03円 過度なトレード回数に注意です。回数は事前に決めておきましょう。  

まとめ

 当サイトでは、東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、シナリオ構築をおこない情報を更新しています。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです.

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

投稿スケジュール

毎朝5分で分かるドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・月から土 朝6:30頃 
・日    休

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル,ポンドドル
CFD:原油、金(ゴールド)

 私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、ロイター(無料版)、外為ドットコム、他無料参照情報元
*使用アプリ トレーディングビュー

タイトルとURLをコピーしました