【朝刊】2025年10月4日【FX初心者】米政府機関の一部閉鎖。ドル円はどうなる。

投資

 現在、米政府機関の一部が閉鎖となっていますが、9月の米消費者物価指数(CPI)は15日、生産者物価指数(PPI)は16日に発表が予定されています。次回FOMCは28-29日に開催されます。

 *当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

 
ここまで
9/17 FOMC -0.25%利下げ 4.00-4.25%
9/19 日銀 金利維持 0.50%
9/26 PCE 前月比 0.5%から0.6%
10/1 ADP雇用統計 -3.2万人

FedWatch 0.25利下げ 94.6% (前日 97.8%)  年内 2 回 最終目標 3.00-3.25%
(12月の利下げ観測が増進 85% )

ファンダメンタルズ

朝のニュース

【米政治】
中国、トランプ政権に対中規制緩和を要求-大型投資と引き換えに
 中国はトランプ政権に対し、大型の投資パッケージを約束するのと引き換えに、国家安全保障を理由とした対中規制の緩和を求めている。この提案をトランプ政権が受け入れれば、10年にわたり続く米国の中国封じ込め策は一変しそうだ。

【米経済】
米労働市場は「安定も脆弱」、9月雇用統計欠如でも民間データで鮮明
 米労働統計局(BLS)が3日に予定していた雇用統計は、政府機関閉鎖により発表が見送られた。ただ、ここ数日に公表された複数の民間指標では、新規雇用は低迷し、解雇は限定的にとどまる一方で賃金の伸びは緩慢、労働需要は鈍化しつつあるという9月の雇用動向が示唆された。

トランプ氏、政府閉鎖で一段と強硬姿勢-民主地盤への資金削減で圧力

【日本】
植田日銀総裁、目標実現確度やリスク点検-政策は予断持たず適切判断

米国指標

【米国市況】 テク株上昇一服、国債は下落-週間で円4カ月ぶり大幅高

株式
 3日の米国株式市場では、ハイテク株が上昇一服となった。政府機関の閉鎖が3日目に突入する中、トランプ大統領がイスラム組織ハマスにガザ和平案への回答を迫ったことで地政学的な警戒も高まり、人工知能(AI)への楽観的な見方が相殺された。経済指標の公表見送りで米金利見通しが曇る中、ドルは下落。米国債も年限全般で下落した。

債権
 米国債相場は年限全般で下落(利回り上昇)。ただ、週間では利回りが1カ月ぶりの大幅低下となった。米政府閉鎖でこの日予定されていた雇用統計など重要な経済指標の公表が遅れ、FRBがどうこの状況を乗り切るのか、不透明感が出ている。

為替
 ニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が下落。米政府閉鎖の影響で雇用統計の発表が延期され、FRBの景気判断がさらに不透明になった。

原油
 ニューヨーク原油先物相場は5日ぶりに上昇。トランプ米大統領がイスラム組織ハマスに対し、ガザ和平案での合意を迫ったことが手掛かり。原油は週間ベースでは下落した。
 トランプ大統領は、「ハマスとの合意は首都ワシントン時間の5日午後6時までに成立しなければならない」とSNSに投稿。トランプ氏は先に、ハマスが合意を拒めば、イスラエルが同組織を壊滅させることに「全面的な支持」を与えると警告していた。

金(ゴールド)
 金スポット相場は反発。週ベースでは7週続伸の勢いだ。市場が米金融緩和の道筋を見極めようとする中、米政府機関の閉鎖が新たな不確実要素として加わった。

経済指標

前日の主要な経済指標の結果

3日
8:30 日 8月失業率(雇用) 前回 2.3% 予想 2.3% 結果 2.4%
17:00 欧 サービスPMI 前回 51.4  予想 51.4  結果 51.3
17:30 英 サービスPMI 前回 51.9  予想 51.9  結果 50.8
18:00 欧 PPI(前年同月比) 前回 0.2% 予想 -0.4%  結果 -0.6%
22:45 米 サービスPMI 前回 53.9  予想 53.9  結果 54.2
23:00 米 非製造業ISM 前回 52.0 予想 51.7  結果 50.0

米ISM非製造業指数、9月は50に低下-事業活動コロナ以来の縮小圏

本日の主要な経済指標

休日

テクニカル分析

通貨強弱

上は、3日の通貨強弱。東京時間とNY時間に円安、NY時間にドル安となりました。

チャート分析 

ドル円の日足チャート。10/4 6:00のレートは147.44。元のレンジの中央付近。意識される直近安値は9/17の145.47となっています。次の意識される上のラインは、9/3高値の149.19となります。レンジは7月から8月雇用統計、9月末付近を除いて2か月以上続いています。

シナリオ構築

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月・週単位の見通し(スイング向け)

シナリオ① 政策金利

 米政府機関の一部が閉鎖のとなり、経済不安となりました。雇用統計は延期となり、ADPは雇用の悪化が示され次回FOMCでの利下げは確定的となりました。円は、日銀植田総裁発言では利上げに関する発言はなく、次回会合での利上げ期待がやや後退しました。

 戦略として、連日ドル円は大きな値動きは期待できませんが「売り」を検討していきます。別途の小要因での上昇を待ち、「戻り売り」をしたいところです。有力な情報がないと値動きは生まれないでしょう。


シナリオ② 地政学リスク

1、ロシアウクライナ戦争の停戦は遠い。ロシアはEUに対して圧力をかけています。
>> ブルームバーグ記事 ロシアは報復措置で資産差し押さえを検討、EUが凍結資産活用なら」

・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。

まとめ

 当サイトでは、東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです.

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

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取引通貨:ドル円、ユーロドル,ポンドドル
CFD:原油、金(ゴールド)

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、ロイター(無料版)、外為ドットコム、他無料参照情報元
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