昨日のドル円は、久しぶりの動きがでました。日本銀行の氷見野良三副総裁の講演で利上げに関して明確にしさせず、円安の起点となりました。さらに自民党の森山幹事長の辞任報道から政局不安で更なる円売りとなりました。ロンドン時間には、英債権が大幅安となり、ポンドが急落となりました。相対的にドル高となりました。NY時間にやや巻戻しました。
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここまで
米雇用統計 7月雇用者数は7.3万人増、前月を14.7万人から1.4万人に下方修正
ジャクソンホール会合でパウウェル議長が利下げ容認姿勢
米PCE 予想通り
FedWatch 0.25利下げ 91.6% (前日 89.6%) 年内 2 回
前日の振返り
【日本市況】
2日の日本市場で円相場は下落。日本銀行の氷見野良三副総裁の講演で利上げに関して踏み込んだ発言がなく、売り優勢となった。債券は10年国債入札の強い結果を受けて中長期債を中心に上昇、株式は3営業日ぶりに反発した。
【ニュース】
氷見野日銀副総裁、メインシナリオ実現なら利上げ-基調物価2%近づく
自民幹事長辞意で円安が一時加速、財政拡張への転換や政局混迷見込む
トランプ大統領は連邦法に違反、LAへの州兵派遣で裁判所が判断
【米国市況】
2日の米金融市場では国債相場が下落(利回りは上昇)。英国債など欧州の長期債下落の流れを受けたほか、企業の社債発行が膨らむ中で売りが優勢となった。株式相場も下落し、9月は軟調な滑り出しとなった。外国為替市場では英ポンドと円の下げが目立った。
2日は長期債を中心に国債が世界的に売られ、英国の長期債利回りは1998年以来の高水準に上昇。米国でも30年債利回りが上昇し、一時5%に迫った。その後には買いが入り、利回りは日中のピーク水準から離れた。
半導体のエヌビディアなど大型ハイテク銘柄が売られ、S&P500種株価指数は0.7%下落。エヌビディアは4営業日続落し、3月以来の長期連続安。重要なテクニカル水準として意識される50日移動平均線(171.02ドル)も下回った。
外国為替市場ではドルが上昇。主要10通貨では英ポンドと円の下落が目立った。ポンドは英国債の取引開始時から売り圧力にさらされ、対ドルで一時1.5%安の1.3340ドルと8月初旬以来の安値を付けた。
経済指標
米ISM製造業指数、6カ月連続で縮小-関税不安で生産落ち込む
欧州 2日
18:00 8月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比) 前回 2.0% 予想 2.0% 結果 2.1%
米国 2日
23:00 8月ISM製造業景況指数 前回 48.0 予想 49.0 結果 48.7
環境認識

上グラフは通貨強弱。日銀要人発言と政局不安から円売り、英債権売りからポンド安、相対的にドル買いとなりました。

ドル円は、日本時間、ロンドン時間に上昇、NY時間に下落するもボラティリティがありました。

ドル円の日足チャート。9/3 6:00のレートは148.37。レンジ内で大きく上昇しました。意識される直近安値は7/24の145.88となっています。次の意識される上のラインは、7/16高値の149.17となります。
本日の動き
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今後の動き
シナリオ① 政策金利
9/5の米雇用統計が注目 再び波乱はあるのか。
雇用好結果 >> 利下げ観測後退 ドル高あり
雇用悪結果 >> 利下げ観測前進 ドル安の度合いは内容による
FRBの独立性の危惧とトランプ氏の影響力大 >>ドル安要因
22日 パウウェル議長公演で利下げに進むと市場は判断
FOMC 政策金利利下げ 次回9月利下げ観測高まる>>ドル安要因 さらに10月も利下げか?
日銀 政策金利 0.50% 10月利上げ観測高まる>>円高要因
シナリオ② ロシアウクライナ停戦協議
ロシアウクライナ戦争が停戦協議(和平合意)はやや停滞か?ウクライナの安全の保障が問題
>>早期和平を望むトランプ氏がロシアに圧力をかけ始めている。
>>ロシアが中国・インドと協力アピール
>>米政府、ロシアにさらなる制裁を検討。停戦は実現観測は後退
まとめ
本日は、ドル円に関する情報をお伝えしました。
今後について
1、日米の政策金利
>>雇用統計の結果に注目
>>FOMCの次回9月の利下げ さらに10月も利下げ
>>日銀の10月利上げ
>>FedWatchで利下げ観測をチェック
>>FRBの人事にも注目
2、ロシアウクライナ停戦協議
>>現在は停滞、結果により市場混乱
>>インド・中国の動きに注目
>>米、露に追加制裁を検討か
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
投稿スケジュール
毎朝5分で分かるドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略
・月から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日 休
記:しまてつ
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取引通貨:ドル円、ユーロドル
CFD:金スポット、原油
ここではドル円を中心に前日の振り返りと今後の見通しをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。
*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
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