2025年9月3日【FX初心者】 ドル円は上昇のち下落。JOLTSは10か月ぶりの低水準

投資

昨日のドル円は、じり高からニューヨーク時間に下落しました。JOLTS求人情報が10か月ぶりの低水準となりました。雇用統計の内容悪化の懸念が先行しています。

 *当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

 
ここまで
米雇用統計 7月雇用者数は7.3万人増、前月を14.7万人から1.4万人に下方修正
ジャクソンホール会合でパウウェル議長が利下げ容認姿勢
米PCE 予想通り 

FedWatch 0.25利下げ 95.6% (前日 91.6%)  年内 2 回

前日の振返り

【日本市況】
 3日の日本市場では円相場が下落。自民党幹部の辞意表明で国内政治情勢への不安が増し、円資産を売る動きが広がった。債券は欧米市場の下落も響き、超長期債が大幅安(金利は上昇)。株式は反落し、日経平均株価は1カ月弱ぶりに終値で4万2000円を割り込んだ。
 政局不安は日本銀行の追加利上げ観測も後退させている。金利スワップ市場が織り込む10月までの利上げの可能性は4割程度と、1日時点の5割程度から低下した。日銀の植田和男総裁は3日、石破茂首相と官邸で会談し、利上げは予断を持たずに判断すると発言した。

ニュース
FRBベージュブック、米経済の停滞を浮き彫り-ほぼゼロ成長
・「ほぼ全地区で関税に関連した物価上昇」、特に投入価格押し上げ
・雇用は11地区でほぼ変わらず、1地区では「緩やかな減少」

ミラン氏、FRB独立性を守る意向表明へ-理事人事で4日に公聴会
FRBウォラー理事、今月から複数回の利下げ必要との見解示す
アトランタ連銀総裁、年内利下げ1回が妥当-物価・雇用次第で変更も

利回り急上昇の英長期債、「やや注目され過ぎ」-中銀総裁

【米国市況】
 3日の米金融市場では、国債相場が上昇(利回りは低下)。長期債の売りに歯止めがかかった。7月の米求人件数が予想を下回り、市場では今月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利下げがほぼ完全に織り込まれた。
 米株式市場でS&P500種は反発。同指数構成銘柄の多くが下落したが、グーグルの親会社アルファベットの上昇が大型株をけん引した。グーグルがウェブブラウザーの「クローム」を売却する必要はないとした裁判所の判断が好感された。
 ドル指数は下落。ニューヨーク時間午前10時に米求人件数が発表された直後からドルを売る動きが強まった。

経済指標

米求人件数、10カ月ぶりの水準に落ち込む-政策の不透明感が影響

米国 3日
23:00 7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 前回 743.7万件(735.7万件) 予想 737.8万件 結果 718.1万件

環境認識

上グラフは通貨強弱。ロンドン時間からポンドも気戻しの買い、相対的にドル売りとなりました。JOLTS発表後は、ドル安が進み、相対円高となりました。

ドル円は、日本時間にじり高上昇、NY時間に下落しボラティリティはありました。

 ドル円の日足チャート。9/4 6:00のレートは148.09。レンジの上限付近まで行きましたがその後下落。意識される直近安値は7/24の145.88となっています。次の意識される上のラインは、7/16高値の149.17となります。

本日の動き

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

今後の動き

シナリオ① 政策金利

9/5の米雇用統計が注目 再び波乱はあるのか。
雇用好結果 >> 利下げ観測後退 ドル高あり
雇用悪結果 >> 10月・12月の更なる利下げ観測前進 ドル安の度合いは内容に

FRBの独立性の危惧とトランプ氏の影響力大 >>ドル安要因

22日 パウウェル議長公演で利下げに進むと市場は判断
FOMC 政策金利利下げ 次回9月利下げ観測高まる>>ドル安要因 さらに10月も利下げか?
日銀 政策金利 0.50% 10月利上げ観測は後退

シナリオ② ロシアウクライナ停戦協議

 ロシアウクライナ戦争が停戦協議(和平合意)はやや停滞か?ウクライナの安全の保障が問題
>>早期和平を望むトランプ氏がロシアに圧力をかけ始めている。
>>ロシアが中国・インドと協力アピール
>>米政府、ロシアにさらなる制裁を検討。停戦は実現観測は後退

まとめ

 本日は、ドル円に関する情報をお伝えしました。本日は先行指標のADP雇用時計があります。参考として注目される指標です。

今後について
1、日米の政策金利
  >>雇用統計の結果に注目
  >>FOMCの9月の利下げは既定路線 さらに10月・12月も利下げか
  >>日銀の10月利上げ
  >>FedWatchで利下げ観測をチェック
  >>FRBの人事にも注目
  
2、ロシアウクライナ停戦協議
  >>現在は停滞、結果により市場混乱
  >>インド・中国の動きに注目
  >>米、露に追加制裁を検討か

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

投稿スケジュール

毎朝5分で分かるドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・月から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日    休

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル
CFD:金スポット、原油

ここではドル円を中心に前日の振り返りと今後の見通しをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
*使用アプリ トレーディングビュー

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