昨日のドル円は小動きでした。今夜の米雇用統計の先行指標のJOLTSやADPでは、労働環境の悪化が示されています。また、先月のような大幅な修正があるのかにも注目です。結果によっては大きく動くことになるでしょう。
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここまで
米雇用統計 7月雇用者数は7.3万人増、前月を14.7万人から1.4万人に下方修正
ジャクソンホール会合でパウウェル議長が利下げ容認姿勢
FedWatch 0.25利下げ 97.3% (前日 95.6%) 年内 3 回
前日の振返り
【日本市況】
4日の日本市場では株式が反発した。米国で7月の求人件数が減少し、景気の減速感から9月の利下げ観測が強まった。債券は上昇(金利は低下)、円は1ドル=148円台前半でもみ合った。
【ニュース】
トランプ氏、日米貿易合意を実行する大統領令に署名-関税15%確定
米雇用統計、4カ月連続で低調な伸び続く見通し-利下げ観測後押しへ
【米国市況】
・2年利回りは約1年ぶりの低水準付近に低下した。短期金融市場は今月の利下げをほぼ完全に織り込み、年内少なくとも2回の利下げがあるとみている。
・S&P500種株価指数は続伸し、過去最高値を更新した。
・ドル指数は上昇。労働市場の減速を示す新たな統計が発表され、今月の米利下げ観測が一段と強まったが、ドル買いが優勢になった。
経済指標
米ADP民間雇用者数、8月は予想下回る-需要減を示唆
米失業保険申請、6月以来の高水準に増加-労働市場の減速映す
米ISM非製造業景況指数、8月は半年ぶり高水準-受注伸びる
米国 4日
21:15 8月ADP雇用統計(前月比) 前回 10.4万件(10.6万件) 予想 6.5万件 結果 5.4万件
21:30 前週分新規失業保険申請件数 前回 22.9万件 予想 23.0万件 結果 23.7万件
23:00 8月ISM非製造業景況指数(総合) 前回 50.1 予想 51.0 結果 52.0
環境認識

上グラフは通貨強弱。全体に小動き。ドルがじり高となりました。

ドル円は、NY時間にじり高上昇もNY時間後半に下落しました。

ドル円の日足チャート。9/5 6:00のレートは148.45。レンジの上限付近まで行きましたがその後下落。意識される直近安値は7/24の145.88となっています。次の意識される上のラインは、7/16高値の149.17となります。
本日の動き
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今後の動き
シナリオ① 政策金利
9/5の米雇用統計が注目 再び波乱はあるのか。
雇用好結果 >> 利下げ観測後退 ドル高あり
雇用悪結果 >> 10月・12月の更なる利下げ観測前進 ドル安の度合いは内容による
FRBの独立性の危惧とトランプ氏の影響力大 >>ドル安要因
22日 パウウェル議長公演で利下げに進むと市場は判断
FOMC 政策金利利下げ 次回9月利下げ観測高まる>>ドル安要因 さらに10月も利下げか?
日銀 政策金利 0.50% 10月利上げ観測は後退
シナリオ② ロシアウクライナ停戦協議
ロシアウクライナ戦争が停戦協議(和平合意)はやや停滞か?ウクライナの安全の保障が問題
>>早期和平を望むトランプ氏がロシアに圧力をかけ始めている。
>>ロシアが中国・インドと協力アピール
>>米政府、ロシアにさらなる制裁を検討。停戦は実現観測は後退
まとめ
本日は、ドル円に関する情報をお伝えしました。本日は米雇用統計があります。今後に向けての流れを示唆する重要な指標です。値動きだけでなく内容も注目しましょう。
今後について
1、日米の政策金利
>>雇用統計の結果に注目
>>FOMCの9月の利下げは既定路線 さらに10月・12月も利下げか
>>日銀の10月利上げ
>>FedWatchで利下げ観測をチェック
>>FRBの人事にも注目
2、ロシアウクライナ停戦協議
>>現在は停滞、結果により市場混乱
>>インド・中国の動きに注目
>>米、露に追加制裁を検討か
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
投稿スケジュール
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・月から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日 休
記:しまてつ
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CFD:金スポット、原油
ここではドル円を中心に前日の振り返りと今後の見通しをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。
*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
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