昨日はドル円はじり下がりとなりました。クック理事の解任騒動やミラン氏の登用により、トランプ氏の影響も高まりとFRBの独立性の危惧によりドル売りとなりました。
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここまで
米雇用統計 7月雇用者数は7.3万人増、前月を14.7万人から1.4万人に下方修正
米PPI 大幅上昇。FRB大幅利下げは後退へ
米PMI 上昇でインフレ懸念
ジャクソンホール会合でパウウェル議長が利下げ容認姿勢
FedWatch 0.25利下げ 87.1% (前日 87.2%) 年内 2 回
前日の振返り
【日本市況】
28日の日本市場では株式が上昇した。著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる米保険・投資会社のバークシャー・ハサウェイによる三菱商事株の保有比率が初めて10%を超えたことが分かり、午後の取引で商社株に買いが広がった。債券は上昇(金利は低下)、円は一時1ドル=147円ちょうどまでやや円高が進んだ。
【ニュース】
FRB理事候補ミラン氏、9月FOMC前に上院承認濃厚-阻止は困難
クックFRB理事がトランプ氏提訴、解任は経済に「修復不能な危害」
ECB、インフレリスクは「おおむね均衡」との見方で一致-議事要旨
EU、米国工業製品への全関税撤廃や農産品の優遇措置を提案
【米国市況】
28日の米国株式市場では、S&P500種株価指数が最高値を更新して終えた。力強い経済指標が追い風となった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレ指標の発表を翌日に控えて、積極的な売買は手控えられた。
米国債相場では、短期債が売られた(利回りは上昇)。GDP統計と新規失業保険申請件数データが経済の堅調さを改めて示す内容となったことで、米利下げの先行きに対する市場の確信がやや弱まった。
ニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が下落。主要10通貨に対して全面安となった。堅調な指標で米利下げ幅を巡る予想が後退したが、売りが続いた。
経済指標
米国 28日
米GDP、4-6月改定3.3%増に上方修正-設備投資が大幅改善
米失業保険申請は小幅減、企業は人員削減に慎重-継続受給も減少
21:30 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率) 前回3.0% 予想3.1% 結果3.3%
新規失業保険申請件数 前回23.4万人 予想23.0万人 結果22.9万人
日本 29日
8:30 7月失業率
8月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
米国 29日
21:30 7月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
22:45 8月シカゴ購買部協会景気指数
23:00 8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
環境認識

上グラフは通貨強弱。ロンドン時間、NY時間にドルが下落しました。

値動きは、少しづつ下がっていく展開でした。

ドル円の日足チャート。8/28 6:00のレートは146.97。意識される直近安値は7/24の145.88となっています。次の意識される上のラインは、7/16高値の149.17となります。
本日の動き
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今後の動き
シナリオ① 政策金利
FRBの独立性の危惧とトランプ氏の影響力大 >>ドル安要因
22日 パウウェル議長公演で利下げに進むと市場は判断
FOMC 政策金利利下げ 次回9月利下げ観測高まる>>ドル安要因 さらに10月も利下げか?
日銀 政策金利 0.50% 10月利上げ観測高まる>>円高要因
主な経済指標
8/29金 米PCE 月末
シナリオ② ロシアウクライナ停戦協議
ロシアウクライナ戦争が停戦協議(和平合意)はやや停滞か?ウクライナの安全の保障が問題
>>早期和平を望むトランプ氏がロシアに圧力をかけ始めている。
まとめ
本日は、ドル円に関する情報をお伝えしました。
今後について
1、日米の政策金利
>>FOMCの次回9月の利下げ さらに10月も利下げ
>>日銀の10月利上げ
>>FedWatchで利下げ観測をチェック
>>FRBの人事にも注目
8/29の米PCEの結果は注目となります。(FOMC判断材料)
2、ロシアウクライナ停戦協議
>>現在は停滞、結果により市場混乱
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
投稿スケジュール
毎朝5分で分かるドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略
・月から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日 休
記:しまてつ
トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル
CFD:金スポット、原油
ここではドル円を中心に前日の振り返りと今後の見通しをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。
*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
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