昨日のドル円は、狭いレンジの動き。米PCE発表後は月末調整の動きとなりました。市場の注目は来月初週の米雇用統計と9月中旬のFOMCへ向かいます。
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここまで
米雇用統計 7月雇用者数は7.3万人増、前月を14.7万人から1.4万人に下方修正
米PPI 大幅上昇。FRB大幅利下げは後退へ
米PMI 上昇でインフレ懸念
ジャクソンホール会合でパウウェル議長が利下げ容認姿勢
米PCE 予想通り 利下げ織り込みそのまま
FedWatch 0.25利下げ 87.5% (前日 87.1%) 年内 2 回
前日の振返り
【日本市況】
29日の日本市場では株式が反落した。7月の米個人消費支出(PCE)価格指数の発表を日本時間夜に控え、利益確定売りが広がった。債券は上昇(金利は低下)、円相場は1ドル=147円近辺で推移した。
【ニュース】
トランプ大統領のグローバル関税は大半が違法、差し戻し審理へ-米高裁
トランプ大統領がまた議会軽視、対外援助の取り消しを年度末に提案
インテルと韓国2社の中国部門、米国が技術使用の特例措置撤回へ
SF連銀総裁、9月の利下げに柔軟姿勢-関税インフレは「一過性」
マクロン仏大統領、バイル首相支持改めて強調-自身の辞任は否定
【米国市況】
・前日に過去最高値を更新していたS&P500種株価指数は0.6%下落。ハイテク銘柄の比重が高いナスダック100指数は1.2%下げた。S&P500種は月間ベースでは4カ月連続の上昇。
この日は半導体エヌビディアの下落が目立った。デル・テクノロジーズも大幅安
・米国債相場はまちまち。短期債利回りは低下した一方、中長期債利回りは上昇した。
・外国為替市場ではドルが上げを消す展開。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は小幅安となった。円相場は米経済指標を消化しながら、1ドル=147円を挟んだ値動き。ニューヨーク時間午前の取引では1ドル=147円40銭台まで下げる場面もあった。
経済指標
米PCEコア価格指数、7月は前年同月比2.9%上昇-予想2.9%上昇
ミシガン大消費者指数、3カ月ぶり低水準-関税に伴う懸念根強く
日本 29日
8:30 7月失業率 前回 2.5% 予想 2.5% 結果 2.3%
8月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)前回 2.9% 予想2.5% 結果 2.5%
米国 29日
21:30 7月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) 前回 2.6% 予想 2.6% 結果 2.6%
22:45 8月シカゴ購買部協会景気指数 前回 47.1% 予想 46.0% 結果 41.5%
23:00 8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 前回 58.6% 予想58.6% 結果 58.2%
環境認識

上グラフは通貨強弱。ロンドン時間、NY時間にドルが下落しました。

値動きは、狭いレンジと月末調整

ドル円の日足チャート。8/29 6:00のレートは147.04。意識される直近安値は7/24の145.88となっています。次の意識される上のラインは、7/16高値の149.17となります。
本日の動き
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今後の動き
シナリオ① 政策金利
9/5の米雇用統計が注目 再び波乱はあるのか。
雇用好結果 >> 利下げ観測後退 ドル高あり
雇用悪結果 >> 利下げ観測前進 ドル安の度合いは内容による
FRBの独立性の危惧とトランプ氏の影響力大 >>ドル安要因
22日 パウウェル議長公演で利下げに進むと市場は判断
FOMC 政策金利利下げ 次回9月利下げ観測高まる>>ドル安要因 さらに10月も利下げか?
日銀 政策金利 0.50% 10月利上げ観測高まる>>円高要因
シナリオ② ロシアウクライナ停戦協議
ロシアウクライナ戦争が停戦協議(和平合意)はやや停滞か?ウクライナの安全の保障が問題
>>早期和平を望むトランプ氏がロシアに圧力をかけ始めている。
まとめ
本日は、ドル円に関する情報をお伝えしました。
今後について
1、日米の政策金利
>>雇用統計の結果に注目
>>FOMCの次回9月の利下げ さらに10月も利下げ
>>日銀の10月利上げ
>>FedWatchで利下げ観測をチェック
>>FRBの人事にも注目
2、ロシアウクライナ停戦協議
>>現在は停滞、結果により市場混乱
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
投稿スケジュール
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・月から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日 休
記:しまてつ
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取引通貨:ドル円、ユーロドル
CFD:金スポット、原油
ここではドル円を中心に前日の振り返りと今後の見通しをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。
*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
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