*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここではドル円を中心に今週の振り返りをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それが想定通りいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。それでははじめていきましょう。
今週の振返り
6月30日(月)
【日本】30日の日本市場は株式が5連騰した。米国の関税政策に対する懸念後退などの追い風が吹いており、主要指数は連日で今年の最高値を更新した。
7月1日(火)
【関税】トランプ氏、日本との合意困難と言明
日本に対しては「極めて大きな貿易赤字を抱えているため、30%や35%ないし、われわれが決める数字」の関税を課すことになるだろうと言明。
【税制法案】トランプ氏の税制・歳出削減法案、上院通過-共和党から3人造反
【欧州】ユーロ急伸、ECB当局者に不安感か-従来の見解超える発言増加
【米国】パウエルFRB議長、この夏にかけ関税は目に見えて物価に影響へ
トランプ米大統領が利下げ圧力を強めているにもかかわらず、FOMCが金利を据え置いているのは、関税の影響でインフレが長期化するのかどうかを見極める必要があるからだ。
【経済指標】米国
米JOLTS求人件数が予想外に増加、昨年11月以来の高水準-レイオフ減少
米ISM製造業景況指数、4カ月連続で50割れー受注や雇用が悪化
7月2日(水)
【日本市況】日米交渉不安で日経平均続落、円安が支え-中長期債下落
【欧州市況】英財務相進退巡り長期債売られる-M&A相次ぎ株は上昇
>>ポンド下落要因、その後戻される。(英不安・トリプル安)
【米国】米ADP民間雇用者数、6月は3万3000人減少-市場予想9万8000人増
>>雇用統計の悪化の予測され、7月利下げ観測が進む。
7月3日(木)
【経済指標】米国
米雇用者数は予想上回る、公教育分野けん引-失業率4.1%に低下
・6月の非農業部門雇用者数14.7万人増、4カ月連続で市場予想上回る
米ISM非製造業景況指数、わずかな業況拡大示す-雇用は縮小
・総合景況指数は50.8、前月の縮小圏から回復-エコノミスト予想50.6
7月4日(金)
【関税】トランプ大統領、4日から各国に書簡送付-10~70%の関税率に言及
各国・地域は「8月1日から関税の支払いを始めることになる」

ドル円の1時間足チャート

ドル円の値動表
週明けの動き

ドル円の日足チャート
下降トレンドになりそうなところで雇用統計が好結果となり、再びドル円は混とん状態になりました。来週は、大きな経済指標がなく、減税法案や関税が話題の中心となりそうです。また、ロシア・ウクライナ、イスラエル、イランなどの地政学リスクは常に可能性を考えておく必要があります。
次週の主な予定
7月7日(月)
7月8日(火)
7月9日(水) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
7月10日(木) 前週分新規失業保険申請件数
7月11日(金)
【減税法案】米大型減税・歳出法案、トランプ大統領の署名で成立-政治的勝利に
・3.4兆ドル規模の減税・歳出法、トランプ氏の看板政策
・チップ収入への税優遇や不法移民対策強化の資金拠出なども盛り込む
【焦点】トランプ関税、90日間の猶予終了で発動迫る-迷走の末
・米経済は堅調を保っているがFRBは利下げに慎重
・9日公表されるFOMC議事要旨にエコノミスト注目
9日は、各国・地域に対する上乗せ関税に関する90日間の猶予期間の終了日に当たり、トランプ氏が目指す貿易赤字縮小や製造業復活に向けた関税の発動される見通しだ。
トランプ氏は4日、3兆4000億ドル(約491兆円)規模の大型減税・歳出法案に署名し同法を成立させた。米財政の持続可能性を疑問視する投資家が増える中、歳入を増やす必要性が一層増している。
トランプ氏は上乗せ関税発動を予定している8月1日について、「8月1日から米国にお金が入ってくる」と述べている。
【米国株】米株指数先物が下落、関税交渉巡るトランプ大統領の強硬姿勢を嫌気
米株価指数先物が4日の取引で下落。上乗せ関税の一時停止期限となる9日を控え、トランプ米大統領が貿易相手国・地域から譲歩を引きだそうと圧力を強めており、投資家心理を圧迫した。
【原油】OPECプラス、供給拡大をさらに加速-8月は日量54.8万バレル
複数の参加国代表によれば、OPECプラスの主要8カ国は、5日のオンライン会合で、日量54万8000バレルの供給引き上げで合意した。OPECプラスは5月、6月、7月分について、日量41万1000バレルの拡大を発表してきたことから、トレーダーは8月分についても同水準になると予想していた。
まとめ
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
投稿スケジュール
毎朝5分で分かるドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略
・火から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日 夕方18:00頃 週の振り返りと次週の予想
・月 休稿
記:しまてつ
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