*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
本日は、今夜の米CPIに向けて環境認識とシナリオを想定して戦略を考えました。ドル円はレンジが続いたので大きく動く可能性があります。予想は、前月比・前年同月比ともに上昇となっており、ドル円上昇期待となっています。
CPI結果が
①予想上ならドル円上昇 ⇧ 「買い」
②前回下ならドル円下降 ⇩ 「売り」
③マチマチならレンジ継続 「見送り」
となります。
前日の振返り
14日の関税関連情報
トランプ氏は、日本からの輸入品に対し、8月1日から25%の関税を課すと発表しました。これは、既存の分野別関税(自動車・鉄鋼)とは別のものです。
さらにEUとメキシコからの輸入品に対しても、8月1日から30%の関税が課されると発表し、他の多くの国と交渉を続けています。
トランプ氏の関税政策がドル円に与える影響は、単一の方向性ではなく、貿易摩擦によるリスクオフの円買いになる可能性があるが、最近はユーロやスイスフランがリスクオフ通貨となっている。
14日の日本市場
参院選で与党の苦戦が報道され、円安傾向となっている。長期金利が上昇(債券相場は下落)となっている。
米CPIの前回の結果と今回の予想
7月15日 21:30発表
- 6月消費者物価指数(CPI)(前月比) 前回 0.1% 予想 0.3%
- 6月消費者物価指数(CPI)(前月同月比) 前回 2.4% 予想 2.6%
- 6月消費者物価指数(CPIコア)(前月比) 前回 0.1% 予想 0.3%
- 6月消費者物価指数(CPIコア)(前月同月比) 前回 2.8% 予想 3.0%
- 7月ニューヨーク連銀製造業景気指数 前回 -16.0 予想 -9.5 こちらもチェックしよう。
環境認識

ドル円の日足チャート。7/1から上昇となっているが、4/23以来のレンジ内となっている。足は20MAの上にあり、上昇気配となっている。7/14 18:00のレートは147.30で直近高値付近、直近高値は147.53、直近安値は145.75となっている。
今日の動き
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
CPI発表後のシナリオ
シナリオ① CPI全体大きく予想上振れ
ドル円は発表同時に大きく上昇します。その後押し目を待って「買い」となります。どこで「買う」かですが、15分足フィボナッチの38.2または50.0が目安となります。利確目安は、149.6の日足200MAや3/28高値151.2となります。損切は前週高値のその下のラインは145.8となってしまいます。
シナリオ② CPI全体大きく前回下振れ
ドル円は発表同時に大きく下降します。上昇期待があるのでこのようなときはさらに大きく動く可能性があります。戻りを待って売りとなります。15分足フィボナッチの38.2が目安となります。また、下落の場合は戻りが無い場合も考えられます。「見送る」も考えておきます。利確目標は145.7または144.0となります。損切は、148.7の前週高値の上のライン付近を考えます。
シナリオ③ 結果マチマチ
結果がマチマチのときは、「見送り」です。明日以降、米PPIや米小売売上高があります。こちらで動く可能性があります。
まとめ
本日は、今夜の米CPIに向けて環境認識とシナリオを想定して戦略を考えました。ドル円はレンジが続いたので大きく動く可能性があります。
CPI結果が
①予想上ならドル円上昇 ⇧ 「買い」
②前回下ならドル円下降 ⇩ 「売り」
③マチマチならレンジ継続 「見送り」
となります。
・指標発表前はポジションは少なく。
・値が動いてから勝負
・ボラティリティが通常より大きい
これらのことも頭に入れておきましょう。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
投稿スケジュール
毎朝5分で分かるドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略
・火から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日 夕方18:00頃 週の振り返りと次週の予想
・月 休
記:しまてつ
トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル
CFD:金スポット、原油
ここではドル円を中心に前日の振り返りをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それが想定通りいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。
*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
*使用アプリ トレーディングビュー