*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

ここではドル円を中心に前日の振り返りをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それが想定通りいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。それでははじめていきましょう。
今週の振返り
6月16日(月)
日鉄がUSスチールを買収成立。米政府への黄金株が含まれる。
6月17日(火)
日銀は金融政策決定会合で、2026年4月以降の国債買い入れの減額幅を圧縮する。
政策金利は従来通り0.5%程度で据え置き。
関税について、日本側は今回の会談での合意を模索していたが、双方の溝は埋まらず、協議継続を確認するにとどまった。
米小売売上高は2カ月連続で減少、予想以上に悪化-自動車が低迷
6月18日(水)
未明にドルが急激に下落。トランプ氏の就任以降、ドルは対ユーロ、ポンド、スイスフランで10%余り下落し、他の全ての主要通貨に対しても値下がりしている。
FOMC、政策金利を据え置き-年内2回の利下げ予想は変わらず
フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は4.25-4.5%。今回の決定は全会一致だった。
6月19日(木)
トランプ米大統領はイランを攻撃するか2週間以内に決定を下すと、ホワイトハウスのレビット報道官が19日、記者会見で述べた。
トランプ氏は近い将来、イランとの交渉が行われる可能性があると考えており、外交的解決は依然として選択肢だと認識しているとレビット氏は述べた。
欧州中銀3行が24時間内に利下げ、トランプ関税で政策対応に難しさ
・スイスとスウェーデン、ノルウェーが利下げ-インフレ関連が理由
・FOMCと英中銀、日銀はいずれも金利据え置き-世界的には様子見
6月20日(金)
ウォラーFRB理事、早ければ7月に利下げの可能性ある
米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、利下げ時期について、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合よりも今秋の方が適切との認識
>>利下げ観測すすむ。

ドル円の4時間足チャート
今週はじり上げの相場となりましたが、材料は「中東リスク・関税・日銀・FOMC」とバラバラなのでトレードは難しいと感じました。

ドル円の値動表
ボラティリティはあまりなかったですね。
【雑談】争いごとには○○するな
① 6月上旬にトランプ大統領とイーロン・マスク氏は関係悪化から決裂しました。互に批難の応酬です。私はこの時テスラ株を下値と判断しCFDで買いました。一旦利確し、再度エントリーすると・・
損切です。先の利益の倍の損です。
② 6月中旬はイスラエルがイランを攻撃し、中東リスクの始まりです。下落した原油をこちらもCFDで買いましたが反転し上昇で損切。今度は下落を売りました。今度も反転し損切。感情的になり次々とエントリー&損切。このような時は不思議なくらい全敗です。しかもエントリーはすべて反転ポイントです。ある意味素晴らしい才能です。
次の日は朝から憂鬱で気力がありません。争いごとは状況が変わりやすく不安定です。今後は気を付けていきます。
週明けの動き

ドル円の日足チャート
20日NY終了間際に水色の三角持ち合いの上部にタッチしました。水平線では142.1から146.3のレンジ。拡大すると139.6から148.7となります。来週は、146.3の水平線を上抜けるかが注目です。力強く抜ければ次の目標は148.7となります。値動きが中東リスクではなく、純粋なファンダメンタルズであれば安定的に上昇する可能性があります。
【中東リスク発生】
米軍がイランの主要な核施設3カ所を攻撃したことで、原油市場では価格急騰の気配が強まっている。 トランプ米大統領は21日夜、米軍によるイランの核施設3カ所への攻撃を明らかにした。ヘグセス国防長官が22日午前8時(日本時間同午後9時)から記者会見を開くことも演説で明らかにした。
>>バンカーバスターの使用やホルムズ海峡の状況は今現在明らかにしていない。(日本時間 15:00)
次週の主な予定
6月23日(月)【欧・英・米】 PMI >>サプライズあるかも
6月24日(火)【米国】6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)>>100を大きく超えると↑
6月25日(水)【米国】新築住宅
6月26日(木)【米国】GDP確定値
6月27日(金)【日本】 6月東京CPI >>ドル円停滞していると動くときあり
【米国】 PCEデフレータ >>次回FOMCに影響
まとめ
米軍がイランの主要な核施設3カ所を攻撃し、中東情勢緊迫化により週明けの相場に注意が必要です。
次週末は27日に米PCEデフレータ指標発表があります。FRBが金利を決めるデータの一部です。値動きよりも今後に向けて注目です。FRB理事や連銀総裁が利下げの可能性を示唆しています。7月9日は延期された関税の期限となり、各国交渉が大詰となりそうです。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
投稿スケジュール
・火から土 朝6:30頃 前日の振り返りと本日の予想
・日 夕方18:00頃 週の振り返りと次週の予想
・月 休稿
記:しまてつ
トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル、ポンド円
CFD:金スポット、原油
*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
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