*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ドル円は参議院選挙で与党が過半数割れの結果に終わるも限定的(海外アナリスト予想)であったことから円安が巻き戻されました。今後ドル円がどうなるか見ていきましょう
ここまで
米CPIコア ドル円上昇
日本の参議院選挙の結果で円安の巻き戻しは一服
今週末以降、日米の関税に関する通商交渉 難攻予測 円安方向
米国は欧州との通商交渉も大詰め 不確実
今週は、注目される指標は、24日ECB のみ
前日の振返り
【日本市況】超長期金利が上昇
22日の日本市場では超長期債が下落(金利は上昇)。参議院選挙での与党敗北で財政拡張懸念がくすぶる中、あすの40年国債入札を前に売りが優勢だった。
円相場は147円台後半に下落。与党の過半数割れにより政治の混乱が続くとの見方からドル買い・円売りが優勢だった。
日銀は与党敗北でも利上げ路線堅持、目標実現シナリオも維持
日本銀行は、参院選での与党敗北を受けても、現在の物価目標実現シナリオと利上げ継続路線を変更する必要性は大きくないとみている。今後の財政政策による経済・物価への影響を注視する。事情に詳しい複数の関係者への取材で分かった。
ベッセント財務長官、日米交渉は順調-中国と来週通商協議へ
ベッセント米財務長官は、日本との関税交渉について「非常に順調」に進んでいると述べ、近く合意がまとまっても驚かないだろうと述べた。ベッセント氏はFOXビジネスとのインタビューで語った。 トランプ米政権が他の主要経済国に設定した8月1日の上乗せ関税発動を控える中、ベッセント氏は、期限内に「相次ぎ」貿易合意がまとまるとの見通しを示した。
【米国市況】S&P500が最高値
22日の米国株市場ではS&P500種株価指数が小幅高。終値ベースで過去最高値を更新した。近く始まる大企業の決算シーズンに注目が集まる中で買いがわずかに優勢になった。関税協議の最新の動きも意識された。
環境認識

値動きは東京時間はじり上げ、ロンドン時間に下落、ニューヨーク時間はレンジの展開でした。

ドル円の日足チャート。上昇予想から反転の下落となりました。7/23 6:00のレートは146.59、直近高値は7/16の149.18、直近安値は7/10の145.75となっています。5月来のレンジに戻りつつあります。
今日の動き
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今後の動き
シナリオ② 日米関税
8/1より、日本から米国への輸入品について、関税が課されます。自動車・鉄鋼部門に25%、相互関税25%となっています。これにより、米国での需要減少となり、関連する日本国内の企業は苦境に立たされます。8/1までに交渉して回避することは困難と予想されます。(円安要因)
赤沢亮正経済再生担当相は米側との8回目の交渉を行うため、21日から訪米する。
シナリオ③ 政策金利
米国トランプ氏は、FRBパウウェル議長に再度金利利下げの圧力をかけていますが、現在の状況では米国の7月末FOMCの政策金利は据置の予想となっています。
ウオラー理事が利下げをアピールしています。(ドル安要因)
日本では、政策金利維持とみられています。(円安要因)
まとめ
本日は、今週の流れと今後に向けてとシナリオを想定しました。
今後について
1、米国経済は底堅い 政策金利利下げは遠のいている。
FOMC金利は維持がメイン。サプライズの利下げの可能性も考慮
2、日本の状況は円安傾向 参議院選挙後の政策、関税
与党勢力後退は折込済 獲得議席はわずかに過半数割れでドル円上昇予測から巻戻し
関税は、このままがメイン。交渉は難航
日銀の政策金利は維持がメイン。
3、今週はドル円に関する主要な経済指標が少ない。
となります。これらがベースとなり、円安・ドル安という消極的な動きとなりそうです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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ここではドル円を中心に前日の振り返りと今後の見通しをおこなっています。私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。
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