今回はどのようなときにトレードしたらうまくいくのか。適した時期はあるのか。相場で生き残るためにはどうすればいいのかについて私の感じていることお伝えします。
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
相場に勝てる・負けるのサイクルがある
なんとなく、月の前半は割と簡単に利益が出るのに後半になると負け続ける。エントリーすると逆行する。気が付くと前半で稼いだ利益がほほ無くなってしまう。私は毎月こんな感じです。トレード履歴を見直して損益の特徴をまとめました。
相場に勝てる時期 月の前半(1日~15日)
理由① 経済指標
月の前半に注目される経済指標に、「米(アメリカ)雇用統計」と「米(アメリカ)CPI」があります。この2つの指標は世界的に大きく注目されています。「米雇用統計}は毎月第一金曜日の22時30分(夏時間は21時30分)、米CPIは毎月12日頃の22:30分(夏時間は21時30分)に発表されます。
経済指標の結果に比較的従順に値が動き、ボラティリティが大きいです。ドル円はとてもトレードしやすく感じます。この2つの結果は、FRB(連邦準備銀行)が金利を調整するための参考となるため、世界中が注目します。この金利が為替を大きく動かします。
理由② メンタルの充実
私自身ですが、月の前半は比較的メンタルが安定しています。トレードにおいてメンタルが安定していると冷静に判断ができます。ポジションが逆行したときに、継続するか・損切するかの判断を冷静に見極めることができます。
相場に負ける時期 月の後半(15日〜末日)
理由① 経済指標
月の中盤になり、米CPIのあと続いて米PPI・米小売売上高があります。このあたりから少し雲行きが怪しくなります。指標結果と逆行したり、ボラティリティが少なかったりします。こうなると相場感のズレを感じるようになってきます。こうなるとポジションに自信を持てなくなり、早過ぎる利確や小幅な損切を繰り返す損切貧乏となってしまします。
理由② メンタルの乱れ
私自身は月の後半になるとメンタルが乱れてきます。相場感のヅレだけではない気がします。メンタルの周期は何となく感じるもので生きている以上はこうなんだと思うしかありません。
勝ちやすい相場・負けやすい相場がある
勝ちやすい相場
重要指標後に結果通りの値動きをする。指標発表直後は値が荒れるので落ち着いてからエントリーする。また、ボラティリティが大きいことが期待されていることが必要です。値動きに対して順張りすることが大切で、目標ポイントで利確したら追エントリーせずに終了します。
負けやすい相場
重要な指標がなく、レンジ相場となったときは負けやすくなります。少しの値動きでも反応してしまい、エントリーと損切を繰り返す、いわゆるポジポジ病と損切貧乏となります。こうなると一気に資金を失ってしまいます。
相場で生き残っていくために
ここまで相場で勝ち続けるためには、自分の勝ちやすい時期(メンタル状態)のときに、勝ちやすい相場でトレードする。一方、自分の負けやすい時期のときに、負けやすい相場ではトレードしないことです。しかし、相場は変化が早く、上昇相場と思ったらレンジ、レンジと思ったら下降相場と変化したりします。継続する上昇または下降をトレンドといいます。
私は、ドル円を中心にトレードしています。ここまでを考慮すると月の前半にトレードし、後半を控えれば勝ち続けることが出来そうです。ところがそうはいきません。FOMCと日銀政策決定会合がそれぞれ年に8回あります。FOMCはドルの政策金利・日銀政策決定会合は円の政策金利を調整します。金利は相場に大きな影響を及ぼします。FOMCが近づくと相場が変化し、自分の相場感やメンタルも影響を受けます。
私は、勝ち続けるより、負けをどう向き合うかが大切と感じています。相場で生き残るためには、負けを認めて、損を受け入れることだと感じていますが、具体的には、追いエントリーしないことです。すぐに取り返そうとしないことです。その前段階として相場感のヅレを感じます。これが負け始めるサインです。私はここでトレードを控え、相場と自分自身を見直すことを心がけています。
まとめ

いつトレードしたらうまくいくのか。適した時期はあるのか。相場で生き残るためにはどうすればいいのかについて私の感じていることをお伝えしました。
①自分自身に勝ちやすい時期、負けやすい時期がある。(メンタルの状態を含めて)
②勝ちやすい相場、負けやすい相場がある。
③相場で生き残っていくためには、勝ち続けるより負けた時の自分自身の振る舞い
ここまで私のお話を聞いていただきありがとうございました。皆さんが何かを感じて皆さんのトレードの参考になったら嬉しく思います。なお私個人の見解であることを重ねてお伝えします。
記:しまてつ
トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル
CFD:金スポット、原油
(銀・天然ガスは情報が少なく金・原油に切換ました)
*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、外為ドットコム
*使用アプリ トレーディングビュー
相場をよく見るために毎週「振返り」記事を毎週日曜日の午前中に公開しています。参考にしていただけるとありがたいです。
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