2025年9月20日【FX初心者】FOMC、日銀でドル円はまたレンジへ。

投資

  19日の日銀金融政策決定会合では、0.50%の金利は維持されました。ETFの売却を決定

 *当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

 
ここまで
米雇用統計 8月雇用者数は2.2万人増、予想7.5万人増
米CPIはほぼ横ばいも 前年同月比は2.9% コアは3.1%
9/17 FOMC -0.25%利下げ 4.00-4.25%


FedWatch 0.25利下げ 91.9% (前日 91.9%)  年内 2 回

ファンダメンタルズ

朝のニュース

【米中関係】
トランプ氏、習氏と来月末に直接会談へ-TikTok進展と主張
 トランプ米大統領は19日、中国の習近平国家主席と電話会談し、動画投稿アプリ「TikTok」の米国事業売却を巡る合意のとりまとめに向けて進展があったと主張した。来月末に韓国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、習氏と直接会談することに合意したとも明らかにした。

【FOMC】
マイランFRB理事、反対票を大統領に約束せず-総裁2人が利下げ説明

カシュカリ総裁、年内あと2回の米利下げを想定-労働市場減速に言及

FRB議長候補ブラード氏、50bp下げを自身が今週支持したと思わない


米国指標

【米国市況】株が最高値更新、企業業績を楽観-円は上げ縮め148円付近

株式
 19日の米国株相場は続伸し、最高値を更新。ウォール街では米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ期待を背景に、企業の収益見通しが明るさを増している。
 S&P500種株価指数は4月の安値からの上昇で時価総額が15兆ドル近く膨らんでおり、一時的な調整に向かうとの声も出ているが、市場では強気のセンチメントが優勢だ。経済が成長を続ける中でFOMCは金融緩和を再開し、リスクテークに前向きなシグナルを送った。

債権
 米国債は下落(利回りは上昇)。週間ベースでも値下がりした。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受け、より積極的な利下げに対する期待が後退した。 

為替
 外国為替市場では円が対ドルでほぼ変わらず。東京時間に日本銀行の政策決定を受けて一時0.5%上げた後、伸び悩み始め、ニューヨーク時間にはマイナスに転じる場面も見られた。ブルームバーグのドル指数は上昇。市場ではFOMCの政策決定を受けたポジション調整が続いている。

原油
 ニューヨーク原油先物相場は3営業日続落。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席との電話会談を受けて、米国がロシア産原油に間接的な課税を発動するとの観測は後退した。

金(ゴールド)
 金スポット相場は反発。市場はFRBの利下げ路線に関し、次の手掛かりを待っている。
 金は17日に史上最高値を記録した。FRBの利下げが背景にある。ただ、その後は下落。パウエルFRB議長が今後の緩和については「会合ごとに判断する」と述べ、金融政策の道筋が想定ほどハト派的ではないとの見方が広がった。

午後のニュース

植田日銀総裁、関税の影響を全て見極める必要ない-早期利上げに含み
 日本銀行の植田和男総裁は19日、米関税の内外経済への影響をもう少しみたいとしつつ、全て見極める必要はないとし、早期利上げの可能性に含みを持たせた。市場の早期利上げ観測を高めそうだ。
 会合では保有する上場投資信託(ETF)などの市場への売却を全員一致で決めた。日銀は保有するETFと不動産投資信託(J-REIT)を、市場にかく乱的な影響を与えることを回避するなどの基本方針を踏まえ、市場で形成される価格で売却する。

自民・高市氏、「責任ある積極財政」で強い経済構築-総裁選出馬会見
 公約となる「主要政策」では、所得税などの減税と現金給付を組み合わせて中低所得者を支援する「給付付き税額控除」の制度設計に着手、ガソリン暫定税率の廃止を急ぐことや、所得税の「年収の壁」の引き上げなどを明記した。参院選前に主張した食料品を対象にした消費税減税は盛り込まなかった。

日本市況

【日本市況】株式反落、日銀がETF売却決定-総裁会見受け円伸び悩む
 19日の日本市場では株式が反落。日本銀行がこの日の金融政策決定会合で政策金利を据え置くとともに、保有する上場投資信託(ETF)の処分を決定した。植田和男総裁は午後3時30分から記者会見し、「ETFなどの売却を進める上での有益な知見が蓄積された」と説明した。

株式 
 株式は反落。日銀の会合結果発表後に売りが優勢となり、日経平均株価の下げ幅は一時800円を超えた。
 午前は米国の株価指数が最高値を更新したことや為替が円安傾向にあったことが追い風となり、日経平均は一時500円超上げて取引時間中の最高値を更新していた。

債権
 債券相場は先物や中長期債が下落。日銀会合で委員2人が金利据え置きに反対したことに反応した。

為替
 東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=147円台前半に上昇。日銀会合結果を受けて円が買われた。植田総裁の会見中に伸び悩む場面も見られた。

経済指標

前日の主要な経済指標の結果

19日 日
8:30 8月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回 3.1% 予想 2.8% 結果 2.7%
12:00 日銀金融政策決定会合 前回 0.50% 予想 0.50% 結果 0.5% 維持

本日の主要な経済指標


テクニカル分析

通貨強弱

上図は9/19の通貨強弱。日銀の政策金利が発表されると円高に総裁会見後やや円安方向になりました。また、ロンドン時間以降はポンドが売られました。

値動き

ドル円は、日銀政策金利発表後に下落、その後上昇で全戻しとなりました。

チャート分析

 ドル円の日足チャート。9/20 6:00のレートは147.95。意識される直近安値は7/24の145.88となっています。次の意識される上のラインは、7/16高値の149.17となります。また、レンジ内に戻りました。このレンジは8月雇用統計の前後日を除いて約2か月以上続いています。

シナリオ構築

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

月・週単位の見通し(スイング向け)

シナリオ① 政策金利

9/5の米雇用統計の結果は、労働環境は悪化していることが確認されました。米PPI、米CPIはドル高の材料が少なく、9/17日のFOMCでの利下げは-0.25%となり、予想通りでした。今後の見通しは年内2回、次年1回の見通しとなり大口の見通しより「タカ」となりました。
 日本銀行は19日の金融政策決定会合で、保有する上場投資信託(ETF)の市場への売却を全員一致で決めました。政策金利は0.5%程度に据え置くことを決定しました。
 ドル円はは2か月以上続いたレンジに戻りました。
>>現状では方向感なし。トレード不向き


9/5  雇用統計は先月に続き悪化
9/12 CPIはほぼ予想通り
9/17 FOMC -0.25%利下げ 4.00-4.25%
9/19 日銀 政策金利 0.50% 

日単位(デイトレ向け)

本日休場

シナリオ②レンジトレード

 上はドル円の9/12からの1時間足です。18:00現在147.88。上限148.58 下限146.31 となります。FOMC前のレンジに戻りました。

・FOMC ある程度予想通りで織り込み済 巻戻しも限定的
・日銀 金利維持は予想通り。ETF売却で動くも限定的
>>方向感なくトレード不向き、トレードするならスキャル感覚で早めの決済

 参考 利食い 0.5円 損切 0.3円 

シナリオ③ 地政学リスク

1、ロシアウクライナ戦争の停戦協議(和平合意)は大きく後退。両首脳の直接会談は実施されそうにない状況
・トランプ氏が圧力強化、ロシア産原油輸入国に制裁検討もNATO足並みそろわず。

・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。

まとめ

 当サイトでは、東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、シナリオ構築をおこない情報を更新しています。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです.

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

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投稿スケジュール

毎朝5分で分かるドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・月から土 夕方18:30頃 
・日    休

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル,ポンドドル
CFD:原油、金(ゴールド)

 私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。

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