【朝刊】2026年3月11日【FX初心者】ドル円は小幅上昇。米イラン戦争は情報錯綜。今夜は米CPI

投資

 米イラン戦争は、トランプ大統領の「ほぼ完了」発言で収束に向かうと思われたが、戦況は変わらず、イランのホルムズ海峡での機雷設置や米海軍による石油タンカー護衛が無かったことなど情報は錯綜しています。今夜の米CPIは昨年11月の米政府閉鎖の影響も残ります。それでは見ていきましょう。

 *当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

ここまで

11/12 米政府閉鎖終了
1/23 日銀 金利維持 0.75%
1/23 日米 レートチェック
1/28 米FOMC 金利維持 3.50-3.75% 
2/13 米 1月CPIコア 2.5%
2/20 米 最高裁はトランプ関税は無効と判決
2/28 米イランを攻撃
3/6 米 2月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 -9.2万人 失業率 4.4%



FedWatch 3月 0.25利下げ 2.6% (前日 4.5%) 
      次回利下げ 7月
      最終目標 2.75-3.00%

*米雇用統計の結果で利下げ観測後退

ファンダメンタルズ

【今朝の5本】

戦闘続行
イランを巡る戦闘は11日目に入ったが、収束に向けた具体的な動きは見えていない。ヘグセス米国防長官は記者会見で、イランに対しこれまでで最も激しい攻撃を行っていると明らかにし、「敵が完全かつ決定的に敗北するまで、私たちは容赦しない」と強調した。9日にトランプ米大統領が戦争は「ごく短期に」終結するとの見通しを示していたのに比べ、より強硬な姿勢を打ち出した格好だ。一方、イラン当局者もイランは「絶対に」停戦を求めていないと述べた。

大型起債
米アマゾン・ドット・コムが大規模な社債発行に着手した。過去最大級となる可能性がある。関係者によると、ドルとユーロ建てで約370億-420億ドル(約5兆8400億円-6兆6300億円)の調達を目指している。人工知能(AI)インフラに数千億ドルを投じる計画を進める「ハイパースケーラー」による大規模な起債が相次ぐ中、今回もその一環となる。投資家はこれまで積極的に購入しており、直近の発行額を数倍上回る注文を出している。

AI投資
半導体大手の米エヌビディアは、米AI企業のシンキング・マシーンズ・ラボに新たな投資を行い、AIモデルの学習と運用を支援するための半導体を供給する。シンキング・マシーンズはOpenAIの幹部だったミラ・ムラティ氏が創業した新興企業。

護衛否定
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は大幅に下落し、一時1バレル=80ドルを割り込んだ。主要7カ国(G7)が石油備蓄放出に関するシナリオを策定するよう国際エネルギー機関(IEA)に要請。イランでの戦争が及ぼす影響を政策対応で抑え込もうとする国際社会の動きが、相場を押し下げた。米海軍がホルムズ海峡を航行する石油タンカーを護衛したとするライト米エネルギー長官のXへの投稿が、その後削除された。その一件も、変動の激しい原油市場の混乱を一段と広げた。ホワイトハウスのレビット報道官も会見で、米国は同海峡で原油タンカーを護衛していないと確認した。

巨額損失
世界最大級のヘッジファンドの一部が先週、十数億ドル規模の損失を被った。イラン戦争による市場の急変動で、ポートフォリオが打撃を受けた。関係者によると、シタデルの主力ヘッジファンド「ウェリントン」は2%のマイナスとなった。エクソダスポイント・キャピタル・マネジメントのマルチストラテジー型ヘッジファンドは年初来で積み上げていた利益をすべて失った。ミレニアム・マネジメントでは6日までの1週間で約15億ドルの評価損が発生。一方、ミレニアム出身のボビー・ジェイン氏が率いるファンドは0.1%の小幅なプラスを確保した。

注目ニュース

【欧州市況】

債券、株とも急反発-原油価格下落で地合い改善

欧州国債
10日の欧州市場では、欧州債が上昇。原油価格の下落でインフレ懸念が後退し、先週の急落を受けた反発が広がった。イラン戦争が始まって以降、最も売られていた英国債が上げを主導した。

欧州株式
株式は4営業日ぶりに反発。ストックス欧州600指数は1.9%上昇して引けた。業種別も全て上げ、とりわけ鉱業が買われた。銀行やテクノロジーも大きく上げたが、食品・飲料の上昇幅は小さかった。

【米国市況】

株が荒い動き、原油は80ドル割れ後に下げ縮小-158円付近

米国株式
S&P500種株価指数は一時の上げを失い、方向感に欠ける展開となった後、小幅安で引けた。

米国債
米国債相場は下落(利回り上昇)。原油相場が下落し、米国株が底堅く推移する中、2日間停止していた社債発行の動きが再開された。

為替
ニューヨーク外国為替市場ではドルが3営業日続落。トランプ大統領の9日遅くの発言が引き続き材料視され、リスク選好が改善する中でドルは売られた。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は、ここ1カ月で最長の下げ局面となっている。トランプ氏は9日、対イラン戦争が「ごく短期に」終結するとの見通しを示した。

原油
原油のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は一時1バレル=80ドルを割り込んだが、その後下げ幅を縮めた。ホワイトハウスが、米国はホルムズ海峡で石油タンカーを護衛していないと発表したことが手掛かり。ライト・エネルギー長官の事務所は先に、タンカーを護衛したとSNSに誤って投稿したが、その後削除していた。ただWTIは終値で12%下落。イラン戦争が供給を脅かす中、世界の主要国が石油備蓄の放出を検討していることが背景にある。

金(ゴールド)
金スポット相場は反発。ドルの下落で買いが優勢になったが、米エネルギー長官の投稿削除を受けて、上げ幅を縮小する場面もあった。
>>利下げ観測が進むと金は上昇しやすい。また、地政学リスクが高まると安全資産として買われやすい。

経済指標

前日の主要な経済指標の結果

10日
8:50 日 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算) 前回 0.2% 予想 1.0% 結果 1.3%

本日の主要な経済指標

11日
22:30 米 2月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回 2.4% 予想 2.4% 結果 %

テクニカル分析

通貨強弱

 上は、10日の通貨強弱。ロンドン時間以降に豪ドルが大きく買いとなりました。

チャート分析

 ドル円の日足チャート。3/11 6:00のレートは158.04。上のラインは159.47。下は154.35となります。注目のラインは157.67付近。ここから上はレートチェックや介入が警戒されるレベル。

 ドル円の週足。3月2日の週は陽線。3週連続となりました。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇、2026年1月より下落傾向。米・イラン戦争が勃発しました。

8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
11月 ハイテク関連のAIバブル懸念 過剰な投資で回収に疑念
1月 日銀会合の後、日米協調のレートチェック
2月 衆議院選挙は自民党が大勝
3月 さらなるAI脅威懸念 仕事がAIに奪われる

シナリオ構築

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

月・週単位の見通し(スイング向け)

シナリオ① 要因から考える

2/20 米 最高裁はトランプ関税は無効と判決
2/28 米イランを攻撃
3/6 米 2月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 -9.2万人 失業率 4.4%

本日は米CPIが発表されます。物価の動向を確認しましょう。

シナリオ② 地政学リスク

中東リスクは後退していくと思われたところで戦況は悪化か。情報確認は慎重にしたいところ。

イランがホルムズ海峡に機雷設置か、トランプ氏は報復示唆し威嚇
トランプ米大統領は10日、イランに対してホルムズ海峡に機雷を設置しないよう警告した。  同発言の数時間前、CNNはイランがここ数日、ホルムズ海峡に数十個の機雷を設置したと報道。またCBSも情報当局の評価として、イランが機雷配備に向けた措置を講じていると伝えていた。

・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。

まとめ

 当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

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投稿スケジュール

5分で分かる!ドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・朝刊 火曜から土曜 6:30頃
・夕刊 月曜から金曜 18:30頃 
・休稿 日曜、日本・欧米休場日

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル,ポンドドル
CFD:原油、金(ゴールド)

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、ロイター(無料版)、外為ドットコム、他無料参照情報元
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