【朝刊】2026年4月30日【FX初心者】ドル円は160円を突破。FOMCは3.50-3.75%の金利を維持。イラン情勢は長期化懸念

投資

FOMCの政策金利は3.50-3.75%を維持することが発表されました。ドル円は160円を突破しました。ここからは介入警戒があります。イラン情勢は長期化が懸念され原油価格は大幅に上昇しました。


 *当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

ここまで

1/23 日米 レートチェック
2/20 米 最高裁はトランプ関税は無効と判決
2/28 米イラン戦争 勃発
4/3 米 3月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 17.8万人 失業率 4.3%
4/10 米 3月CPIコア 2.6%
4/28 日 日銀 金利維持 0.75%
4/29 米 FOMC 金利維持 3.50-3.75%

FedWatch 6月 利下げ 1.3% 
      年内は維持
      最終目標 

ファンダメンタルズ

【今朝の5本】

4人が異議
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを3.50-3.75%に据え置くことを決めた。ただ、決定には4人が異議を唱えた。4人の反対が出たのは1992年10月以来。中東での紛争に伴う不確実性の高まりを背景に、政策見通しを巡る意見の相違が深まっている状況が明らかになった。

「理事として続ける」
パウエルFRB議長は記者会見で、「5月15日に議長としての任期が終了した後も、理事として職務を続ける。期間は未定だ」と述べた。

イラン提案を拒否
トランプ米大統領はイランの核開発問題に対処する合意を引き出すまで、同国の港湾に対する海上封鎖を解除しない方針を示した。ニュースサイトのアクシオスが報じた。世界的なエネルギー危機を引き起こしているホルムズ海峡を巡る対立は、さらに長引くことになる。トランプ氏は封鎖を維持する考えを示す一方、米軍司令官らはイランへの圧力を高めるため、短期間で一連の強力な攻撃を実施する計画を準備しているという。一方、イランのガリバフ国会議長は、トランプ氏が経済的圧力と国内の分断を通じて降伏を迫ろうとしていると非難した。準国営タスニム通信が報じた。

2024年以来の安値
ニューヨーク時間29日の外国為替市場で、円が対ドルで下げ幅を拡大し、約1カ月ぶりに心理的節目の160円台に下落した。日本当局が円の下支えに向け介入に踏み切るリスクが高まった。円は一時0.5%安の1ドル=160円47銭を付け、2024年7月以来の安値水準となった。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は上げ幅を拡大した。今週の日本銀行の金融政策決定会合以降、円には下押し圧力がかかっている。中東情勢の不透明感を背景にドルが支えられ、原油価格は高止まりしており、その結果、日本ではインフレ圧力が強まる一方で、景気の下振れリスクも高まっている。

ハイテク決算
通常取引後には大手ハイテク企業が決算を発表した。マイクロソフトの1-3月(第3四半期)決算では、クラウド事業がアナリスト予想をわずかに上回る成長にとどまった。人工知能(AI)サービス需要を十分に取り込めていないと懸念する投資家を失望させた。グーグルの親会社アルファベットが発表した1-3月(第1四半期)の売上高と利益は市場予想を上回った。クラウド部門の力強い成長が寄与し、AIインフラへの大規模な投資が収益に結び付き始めていることが示された。メタ・プラットフォームズは通期の設備投資予測を引き上げた。

【注目ニュース】

【FOMC】よりタカ派的なスタンスにシフト-市場関係者の見方
米連邦公開市場委員会(FOMC)は28、29両日に開催した定例会合で、主要政策金利のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジを3.5-3.75%に据え置くことを決定した。マイラン連邦準備制度理事会(FRB)理事が0.25%の利下げを支持して反対票を投じ、地区連銀総裁3人は据え置き自体は支持したものの、将来的な利下げ再開を示唆する声明の文言に反対した。

米上院銀行委、ウォーシュ氏の次期FRB議長指名を承認-本会議採決へ
米上院銀行委員会は29日、トランプ大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名したケビン・ウォーシュ元FRB理事を賛成多数で承認した。これによりパウエル現議長の議長としての任期が切れる5月15日までに、上院本会議での採決が行われる見通しとなった。
銀行委員会での採決結果は党派に沿い、13対11だった。

【欧州市況】

国債、株式とも続落-海上封鎖長期化見通しで原油高

欧州国債
29日の欧州市場では、短期物を中心に国債利回りが上昇。原油価格はイラン戦争開始後のピークに近づいた。
欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(英中央銀行)が相次ぎ最新の政策判断を明らかにする30日を前に、短期金融市場では両中銀の利上げ見通しが強まった。
ECBは年内3回の利上げが完全に織り込まれた。英中銀についても、1カ月ぶりに年内3回の利上げが示唆された。

欧州株式
株式も下落。決算発表はまちまちだったが、海上封鎖長期化の見通しがリスク志向を冷やした。
ストックス600指数は0.6%安で取引を終了。業種別では、公益や小売りが下げを主導した。

【米国市況】

円が終盤に一段安、年初来安値を更新-原油高で国債下落

米国株式
株式は不安定な動きとなり、S&P500種株価指数はほぼ変わらず。大半の構成銘柄が下落したものの、アルファベット、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフトの決算発表を控え、テクノロジー株は相対的に堅調だった。

米国債
国債は下落。10年債利回りは1カ月ぶり高水準となった。FOMCが金利を据え置き、イラン戦争が経済見通しを曇らせているとの認識を示したことを受け、売りが優勢になった。2年債利回りは一時、FOMCの政策決定日としては2022年以来の大幅上昇となった。
中東紛争の終結が見通せない中、短期金融市場では年内の利下げ観測がほぼ消滅し、2027年の利上げの可能性を織り込み始めた。

為替
29日の外国為替市場ではドル指数が上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を据え置いたものの、中東紛争を巡る不確実性の中で政策見通しを巡る意見の対立が深まっていることが示され、上げ幅を拡大した。
円は対ドルで、節目の1ドル=160円を下回った。終盤に一段安となり、2024年7月以来の安値となる160円47銭に下落した。年初来安値の160円46銭を超えて円安・ドル高が進行した。

原油
原油相場は続伸し、北海ブレントは2022年6月以来の高値に急騰した。米国とイランの紛争終結のめどが立たず、ホルムズ海峡を通るエネルギーの流れも遮断された状態が続いている。急速に縮小する世界の供給余力への懸念が強まっている。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前日比6.95ドル(7%)高の1バレル=106.88ドルで終了。北海ブレント先物6月限は6.77ドル(6.1%)上昇し118.03ドルで終了した。

金(ゴールド)
金は3日続落。投資家の関心は依然として米国とイランの協議の可能性に集まっている。ホルムズ海峡の事実上の閉鎖が続き、インフレリスクを高めていることを受けて、FRBは経済見通しが不透明になっていると示唆した。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は46.90ドル(1.0%)安の4561.50ドルで引けた。
>>利下げ観測が進むと利息がない金投資の追い風になる。

経済指標

前日の主要な経済指標の結果

FOMC声明:インフレは高止まり、世界的エネルギー価格上昇を一部反映

29日
日本休日
10:30 豪 3月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)  前回 3.7% 予想 4.8% 結果 4.6%
21:30 米 3月住宅着工件数(前月比) 前回 7.2% 予想  結果 10.8%
21:30 米 3月建設許可件数(前月比) 前回 -4.7% 予想  結果 -10.8%
27:00 米 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 前回 3.50-3.75% 予想 3.50-3.75% 結果 3.50-3.75%
27:30 米 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

本日の主要な経済指標

30日
18:00 欧州 1-3月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比) 前回 1.2% 予想 0.9%  結果
18:00 欧州 4月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比) 前回 2.3% 予想 2.2%  結果
20:00 英 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 前回 3.75% 予想 3.75% 結果
21:15 欧州 欧州中央銀行(ECB)政策金利 前回 2.15% 予想 2.15% 結果
21:30 米 3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) 前回 3.0% 予想 3.2% 結果
21:30 米 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率) 前回 0.5% 予想 2.2% 結果
21:30 米 前週分新規失業保険申請件数 前回 2.14万件 予想 2.13万件 結果
22:45 米 4月シカゴ購買部協会景気指数 前回 52.8 予想 54.8 結果

テクニカル分析

通貨強弱

 上は、29日の通貨強弱。ドルとカナダドルが買い、豪ドルとニュージードルが売りとなりました。

チャート分析

 ドル円の日足チャート。4/30 6:00のレートは160.43。160を越えました。下の注目ラインは157.92となります。160以上は介入警戒のレベル。早朝3:00にFOMCは政策金利を発表し、金利維持となりました。

 ドル円の週足。4月20日の週は短い陽線。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇、2026年1月より下落傾向でしたが2月中旬から上昇。2月下旬に米・イラン戦争が勃発しました。ドル円は上昇し高止まりの状況で為替介入が警戒されます。

8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
11月 ハイテク関連のAIバブル懸念 過剰な投資で回収に疑念
1月 日銀会合の後、日米協調のレートチェック
2月 衆議院選挙は自民党が大勝、米イラン戦争勃発
3月 さらなるAI脅威懸念 仕事がAIに奪われる。イラン戦争激化、原油危機
4月 イラン戦争 終結見えず

シナリオ構築

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

月・週単位の見通し(スイング向け)

シナリオ① 要因から考える

4/3 米 3月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 17.8万人 失業率 4.3%
4/10 米 3月CPIコア 2.6%
4/28 日銀 金利維持 0.75%
4/29 米 FOMC 金利維持 3.50-3.75%

29日のFOMCではそれぞれ金利は維持されるもののの物価上昇懸念からの利上げを匂わせるタカ派な内容となった。中東情勢の長期化懸念はあるものの底堅い企業業績からドル高の展開となりそう。ドル円は160を越えた。さらに上昇すると介入警戒との探り合いになる。

シナリオ② 地政学リスク

米・イランの戦争はどうなる?

トランプ氏、石油業界幹部とイラン情勢巡り協議-封鎖の長期化視野
トランプ氏、ホルムズ海峡再開のイラン提案を拒否-海上封鎖継続へ

・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。

まとめ

 当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

投稿スケジュール

5分で分かる!ドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・朝刊 火曜から土曜 6:30頃
・夕刊 月曜から金曜 18:30頃 
・休稿 日曜、日本・欧米休場日

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル,ポンドドル
CFD:日経225、原油、金(ゴールド)

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、ロイター(無料版)、外為ドットコム、他無料参照情報元
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