今週は、経済指標が多く予定されています。方向の変化やボラティリティに注意が必要です。
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここまで
11/12 米政府閉鎖終了
11/20 米9月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 11.9万人 失業率 4.4%
12/10 米FOMC -0.25%利下げ 3.50-3.75%
12/19 日銀 +0.25%利上げ 0.75%
FedWatch 1月 0.25利下げ 21.0% (前日 26.6%)
次回利下げ 3月
最終目標 2.75-3.00%
ファンダメンタルズ
朝のニュース
【今朝の5本】
【日本市況】 日銀利上げで債券下落、株反発-総裁会見中も円売られる
19日の日本市場では日本銀行による約1年ぶりの利上げを受け、債券売りが強まった。長期金利は2%台に上昇し、1999年以来の高水準を付けた。
日銀は金融政策決定会合で政策金利を現在の0.5%程度から0.75%程度と30年ぶりの水準に引き上げることを決めた。予想通りの結果で、円相場は対ドルで156円台に下落。円安進行を材料に、株式は上昇した。
【欧州市況】 米緩和期待で株最高値更新-独仏30年債利回りが急上昇
19日の欧州債券市場は、イールドカーブがスティープ化し、フランスとドイツの30年債利回りが10年以上ぶりの高水準に達した。
欧州連合(EU)は19日未明、EU予算を裏付けとする市場からの資金調達で財源を賄い、ウクライナに対し2年間で900億ユーロ(約16兆4000億円)の融資を行うことで合意した。
欧州株は、追加の金融緩和と米国経済の堅調な成長への楽観論が広がったことで、18日に続き最高値を更新した。
ストックス欧州600種指数は0.4%上昇し587.50で取引を終えた。スイス市場指数も最高値を更新した。
米国市況
【米国市況】 円売り加速、1カ月ぶり安値-株はハイテク中心に続伸
株式
米株式相場は続伸。大量のオプション取引が満期を迎え、ボラティリティーが高まるとの警戒感もある中、テクノロジー株を中心に上昇した。
S&P500種株価指数はこの2日間の上げで、週間での騰落率がプラスに転じた。時価総額の大きい銘柄では、特にエヌビディアの上昇が目立った。オラクルも一時、上昇率が8%を超えた。
債権
米国債相場は下落。ただ、週間ベースでは11月最終週以来の上昇となった。今週発表された米国の雇用統計と消費者物価指数(CPI)で、来年少なくとも2回の利下げが行われるとの観測が強まった。
為替
ニューヨーク時間19日の外国為替市場で、円売りが進んだ。日本銀行の植田和男総裁が金融政策決定会合後の記者会見で、追加利上げに慎重姿勢を示したと受け止められた。
原油
ニューヨーク原油先物相場は上昇。ただ週間では2週連続の下落となった。供給過剰への懸念が地政学リスクを上回っている。
こうした地政学リスクはあるものの、世界の主要トレーダーは、原油市場が来年初めに供給過剰に陥るとほぼ確実視している。業界大手トラフィギュラ・グループは、ブレント原油が2026年半ばまで1バレル=50ドル台で推移し、その後回復に向かうとの見通しを示した。
金(ゴールド)
金スポット相場は上昇し、最高値付近で推移。米国のコアインフレ指標が予想外に鈍化し、追加利下げ観測が強まったことが背景にある。利下げは、利息を生まない貴金属にとって追い風となる。
>>利下げ観測が進むと金は上昇しやすい。
経済指標
前日の主要な経済指標の結果
植田日銀総裁が利上げ継続に意欲、中立金利議論は「肩透かし」
・適切なタイミングの利上げ判断、物価2%へのスムーズな着地に必要
・中立金利に関しては踏み込まず、過度に焦点が当たることを懸念
片山財務相「この数時間で急激な動き」、日銀利上げ後の円安けん制
・長期金利は2%超と1999年以来の高水準、円相場は1ドル=157円台前半
・為替動向がファンダメンタルズ反映していると言えるかが焦点に
19日
8:30 日 11月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
前回 3.0% 予想 2.9% 結果2.9%
12:00 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
前回 0.50% 予想 0.75% 結果 0.75%
15:30 植田和男日銀総裁、定例記者会見
本日の主要な経済指標
テクニカル分析
通貨強弱

上は、19日の週の通貨強弱。日銀総裁の会見後、円売り。
チャート分析

ドル円の日足チャート。12/20 7:00のレートは157.70。大きく上昇し、上のラインの157.9の手前です。

ドル円の週足。12月15日の週は下ヒゲの陽線。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇となっていましたが直近は下がり傾向から日銀のあとの上昇となりました。
1月 トランプ大統領就任
4月 トランプ関税発表、後半に緩和
8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
11月 ハイテク関連のAIバブル懸念
シナリオ構築
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月・週単位の見通し(スイング向け)
シナリオ① 要因から考える
19日(金)までの要因は
1、FOMCは0.25%を利下げした。反対票3、2026年度は利下げ1回の見通し
2、日銀は0.25%利上げで 0.75%
*週明けのシナリオは月曜日に投稿予定
シナリオ② 地政学リスク
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。
まとめ
当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築、夕方はロンドン時間、ニューヨーク時間前にデイトレード向け情報を更新しています。(現在、夕刊は休稿)皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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