17日(18日早朝)にFOMCがありますのでそれを意識した値動きとなっています。FOMCでの利下げ0.25%は確実視され、今後のスケジュールが注目されます。また、19日の日銀金融政策決定会合では、0.50%の金利は維持される見込み、年内の利上げがあるのか注目されます。
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
ここまで
ジャクソンホール会合でパウウェル議長が利下げ容認姿勢
米雇用統計 8月雇用者数は2.2万人増、予想7.5万人増
米CPIはほぼ横ばいも 前年同月比は2.9% コアは3.1%
FedWatch 0.25利下げ 96.0% (前日 96.4%) 年内 3 回
FedWatch 0.50利下げ 4.0% (前日 3.6%)
ファンダメンタルズ
日本市況
【日本市況】日経平均一時初の4万5000円、小泉氏出馬で金利と円上昇
株式
東京株式相場は上昇、日経平均株価は一時4万5000円の節目を初めて超えた。日本の連休中の米国株が半導体やテクノロジー株を中心に堅調に推移したことが好感された。
米ハイテク株高が追い風となり電気機器、精密機器や機械が高い。自動車も上昇。商社や素材など景気敏感業種も上げている。半面、銀行や不動産は軟調。
債権
債券相場は下落。小泉氏が自民党総裁選に立候補する意向を表明し、日銀の早期利上げが連想された。17日の20年債入札に向けた売りも重しになっている。
為替
債券相場は下落。小泉氏が自民党総裁選に立候補する意向を表明し、日銀の早期利上げが連想された。17日の20年債入札に向けた売りも重しになっている。
ニュース
【焦点】トランプ氏待望の米利下げに注目-英中銀と日銀は据え置きへ
米国ではトランプ大統領の2期目就任後初となる利下げが見込まれている。36時間の間に取引高で世界の上位10通貨のうち半数について金融政策が決定され、中銀ラッシュの週になる。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は17日、イングランド銀行(英中央銀行)は18日に政策を発表する。日本銀行は18、19日に政策決定会合を開く。金利の動向に加え、10-12月(第4四半期)に向けた各中銀の姿勢が示される可能性があり投資家の関心は高い。
トランプ大統領、中国の習主席と19日会談-TikTokの枠組みで合意
トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席と19日に話すと述べた。米中は今週、高官による貿易協議を実施。協議では、字節跳動(バイトダンス)が展開するTikTokの米国内での運営を維持するための枠組みで合意した。
FOMC、17日の0.25ポイント利下げを市場は確実視-注目は追加利下げ
17日の政策決定では0.25ポイントの利下げが確実視されており、米国の雇用増加が急減速している兆しがあることから0.5ポイント利下げの可能性もわずかにある。実際、トランプ大統領は14日、今週は「大幅な利下げがあると思う。利下げにはうってつけの状況だ」と記者団に述べた。市場はさらに先走り、リセッション(景気後退)を回避するため2026年に入ってもかなりの期間まで利下げが続くとの見方を既に織り込んだ。
米国指標
【米国市況】S&P500最高値6600も突破、利回り低下-米利下げ確実視
15日の米国株は上昇。市場では今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利下げ決定は確実視されており、一連の利下げが来年に入ってからも続くという観測を当局が追認するかどうかに注目が集まっている。
株式
S&P500種株価指数は6600を突破。テスラは3.6%上昇し、年初来での下げを埋めた。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が約10億ドル(約1470億円)相当の自社株を購入したことが明らかになった。アルファベットは時価総額が初めて3兆ドルの大台を突破した。
債権
米国債相場は上昇(利回り低下)。利回りは全年限で下げ、期間が短めの国債利回りは今年の最低水準付近となった。雇用ペースの減速を受け、FOMCが粘着性のあるインフレや関税による物価上昇圧力に対する優先度を下げて、景気下支えに動くとの見方が強まっている。
為替
外国為替市場ではドルが下落。ブルームバーグのドル指数はほぼ2カ月ぶりの安値に下げた。市場では、FOMC会合を含む主要中央銀行の政策会合に注目が集まっている。
原油
ニューヨーク原油先物相場は続伸。年内に供給過剰になると予想されているものの、ロシア産原油に対する制裁強化の動きが意識された。
ベッセント米財務長官はその後、欧州が同調しない限り、米国はロシア産原油に対する制裁措置を実行しないと述べた。
金(ゴールド)
金スポット相場は続伸し、最高値を更新した。市場は今週予想される米金融緩和に備え、年内の追加利下げに関する手掛かりを求めている。
経済指標
前日の主要な経済指標の結果
15日 米国
9:30 9月ニューヨーク連銀製造業景気指数 前回 11.9 予想 4.8 結果 -8.7
NY連銀製造業指数、9月はマイナス8.7に急低下-受注や出荷が減少
本日の主要な経済指標
16日 英
8:00 8月失業率 前回 4.3 % 結果 4.4 %
16日 米
21:30 8月小売売上高(前月比) 前回 % 予想% 結果 %
テクニカル分析
通貨強弱

上図は9/15の通貨強弱。ロンドン時間からドルが売られました。
値動き

ドル円は、材料すくなくレンジ継続
チャート分析

ドル円の日足チャート。9/16 6:00のレートは147.41。意識される直近安値は7/24の145.88となっています。次の意識される上のラインは、7/16高値の149.17となります。このレンジは8月雇用統計の前後日を除いて約2か月以上続いています。
シナリオ構築
*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。
月・週単位の見通し(スイング向け)
シナリオ① 政策金利
9/5の米雇用統計の結果は、労働環境は悪化していることが確認されました。米PPI、米CPIはドル高の材料が少なく、9/17日のFOMCでの利下げは完全に織り込まれています。今後の利下げスケジュールが注目されます。
FOMCは利下げ0.25%で無難に終わるのがメインとなります。ドル円のレンジは2か月以上続き、レンジブレイクには「何か」材料が必要となります。
8/22 パウウェル議長公演で利下げに進むと市場は判断
9/5 雇用統計は先月に続き悪化
9/12 CPIはほぼ予想通り
日銀 政策金利 0.50% 10月利上げ観測は後退 30%程度
日単位(デイトレ向け)

17時の通貨強弱
・東京時間の13時以降から17時くらいまで円高、以後勢いは落ちています。ドルは弱めです。
シナリオ② ドル円売りでのレンジブレイク

上はドル円の9/9からの1時間足です。上限148.6 下限146.3 となります。チャートがレンジの下限に近づいています。ニューヨーク時間に向けて2つの戦略があります。
・本日は米小売売上高があります。レンジ突破後の戻りを待ってエントリー。
・レンジ突破せずラインからの反発を狙うことも可。
>>弱い値動きでレンジ中央付近のときはトレード不向き
参考 利食い 1.0円 損切 0.5円
シナリオ③ 地政学リスク
1、ロシアウクライナ戦争の停戦協議(和平合意)は大きく後退。両首脳の直接会談は実施されそうにない状況
・トランプ氏が圧力強化、ロシア産原油輸入国に制裁検討もNATO足並みそろわず。
・地政学リスク進む。>>安全通貨、安全資産への退避 ドル、スイスフラン、金の高騰
これらは頭の片隅に「可能性」としてインプットする。
まとめ
当サイトでは、東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、シナリオ構築をおこない情報を更新しています。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです.
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。
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記:しまてつ
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取引通貨:ドル円、ユーロドル,ポンドドル
CFD:原油、金(ゴールド)
私は過去から学ぶことは大切と考えております。しっかり検証することで、未来を予測し、それがその通りにいかなかった場合の対応もできるようになると考えています。
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