ドル円は上昇で158円台後半へ、世界的債権金利上昇でインフレ懸念【朝刊】2026年5月16日【FX初心者】

投資

15日のドル円は158円台後半に上昇しました。為替介入の警戒はあるものの、米中首脳会談でホルムズ海峡閉鎖の問題や中東情勢について議論されませんでした。原油高から世界的に債権金利が上昇しインフレ懸念が加速しました。

ここでは朝の相場の環境を確認し、トレードに役立てることができます。
当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

ここまで

1/23 日米 レートチェック
2/20 米 最高裁はトランプ関税は無効と判決
2/28 米イラン戦争 勃発
4/28 日 日銀 金利維持 0.75%
4/29 米 FOMC 金利維持 3.50-3.75%
4/30 日 為替介入
5/8 米 4月雇用統計 非農業部門雇用者変化数 11.5万人増 失業率 4.3%
5/12 米 3月CPIコア 2.8%

CMEのFedWatch 6月 利下げ 0.8%(前日2.8%) 
            年内は維持
            最終目標 

ファンダメンタルズ

【注目ニュース】

円が介入以降の安値を更新、対ドル158円74銭-5日続落
15日午前のニューヨーク外国為替市場で、円は対ドルで5日続落し、4月30日の介入以降の安値を更新した。
円は一時、ニューヨーク前日終値比0.2%安の1ドル=158円74銭を付けた。
ニューヨーク時間午前11時25分現在はやや下げを縮小し、158円68銭となっている。
円は東京市場で158円67銭まで下落した後、ロンドン時間に一時上昇する場面もあったが、ニューヨーク時間に入って下げを拡大する展開となった。
5日続落は約3カ月ぶりの長期下落局面。 

トランプ氏訪中で見えた勝者と敗者-エヌビディアや台湾、イランまで
トランプ米大統領は13-15日の訪中で、望み通り華やかな歓迎を受けた。だが、イラン戦争への対応や国内の厳しい政治情勢に関して、自ら「友人」と呼ぶ習近平国家主席から大きな支援は得られず、出発時と変わらない状況で首脳会談を終えた。

習氏との会談、AI安全策やエヌビディア「H200」も議論した-トランプ氏
トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席との会談で、人工知能(AI)の安全対策を巡り協議したと明らかにした。また、エヌビディアのAI用GPU(画像処理半導体)「H200」についても、2日間の協議で話題に上ったと述べた。

米中首脳、関税巡る休戦合意の延長は協議せず-トランプ氏明かす
トランプ米大統領は15日、中国での習近平国家主席との首脳会談では、関税を巡る休戦合意の延長については協議しなかったと述べた。米国へ戻る大統領専用機内で記者団に語った。  トランプ氏は「関税については話し合わなかった。中国はかなりの関税を支払っているが、その件については議論しなかった」と述べた。
この発言は、中国と「貿易委員会」の設置について議論したとするグリア米通商代表部(USTR)代表の説明と食い違う。グリア氏によると、貿易委員会は少なくとも300億ドル(約4兆7600億円)相当の非重要品目について、関税引き下げを想定している。

米国とイラン、高濃縮ウラン問題を棚上げ-戦争終結に向けた協議優先
米国とイランは戦争終結を優先するため、イランの高濃縮ウラン備蓄を巡る協議をいったん後回しにしているもようだ。双方とも、この問題は後の段階で扱うべきテーマだとの認識を示している。
イランのアラグチ外相は15日、訪問先のインドで記者会見し、高濃縮ウランの問題については「非常に複雑だ」とした上で、交渉の後半段階まで先送りすることで「米国側と一致した」と述べた。

ゴールドマン、プライベート市場向け融資関連のリスク移転取引を検討
米銀ゴールドマン・サックス・グループは、プライベート市場ファンド向け融資に関連する大規模なリスク移転(SRT)取引について、投資家の関心を探っている。
ゴールドマンは、サブスクリプションラインで構成される融資ポートフォリオに連動したリスク移転取引への需要を見極めている。事情に詳しい関係者が非公開情報だとして、匿名を条件に明らかにした。対象ポートフォリオの規模は数十億ドルに上り、取引の最終条件について投資家との協議が進められているという。

トランプ氏、対台湾武器売却めぐり近く最終判断-習氏に確約せず
トランプ米大統領は、台湾をめぐり中国の習近平国家主席には何も確約していないと述べ、台湾向けの140億ドル(約2兆2200億円)規模の武器売却計画については近く判断を下す考えを示した。
トランプ氏は15日、大統領専用機「エアフォースワン」で同行した記者団に対し、「台湾について、習氏は非常に強い考えを持っているが、私はどちらに対しても何の確約もしていない」と述べた。同氏は「台湾を率いる人物」と協議した上で、最終的に「比較的近いうち武器供与について決定を下す」と言明した。具体的に誰かは言及しなかった。

情報元 : ブルームバーグ

【欧州市況】

英30年債利回り、98年以来の水準-リスク回避で株も安い

欧州国債
15日の欧州債券市場は、原油価格の急騰がインフレ懸念を強めたことを受け、下落した。英国では政治危機により超長期債の利回りが約30年ぶりの高水準に達するなど、英国債は他の国債に比べてパフォーマンスが劣った。

欧州株式
世界的な債券売りの加速を受け、リスク選好の勢いが失速したため、欧州株も大きく下落した。ストックス600指数は1.5%安で取引を終え、3月以来の下落幅となった。

情報元 : ブルームバーグ

【米国市況】

S&P500下落、インフレ懸念が再燃-国債利回りは上昇

米国株式
15日の米金融市場で、S&P500種株価指数は下落した。世界的な国債利回り上昇を受けて、株式相場は売りが先行した。原油価格の高止まりが続き、インフレ抑制のため中央銀行が金融引き締めを迫られるとの懸念が強まっている。

米国債
米国債相場は下落(利回りは上昇)。世界的な国債売りの流れを受けた。イラン戦争がインフレを押し上げ、中央銀行が利上げを余儀なくされるとの見方が強まっている。

為替
外国為替市場でドル指数は5日続伸。中東からの原油供給の早期正常化への期待が後退するなか、世界的に債券市場で売りが先行し、ドルは買われた。
ポンドも対ドルで5日続落となった。週ベースでは約2%下落し、2024年11月以来の大幅安となった。先週の地方選での大敗を受け、英国の与党・労働党内でスターマー首相に対する退陣圧力が強まっていることが背景にある。
主要10通貨(G10)全てが対ドルで下落した。資源国通貨である豪ドルやノルウェー・クローネ、ニュージーランド・ドルの下げが目立った。

原油
ニューヨーク原油相場は急伸。トランプ米大統領は中国の習近平国家主席と会談したが、ホルムズ海峡の航行正常化については何ら有意な協議をせずに中国を後にした。世界のエネルギー供給混乱がさらに深刻化するとの懸念が再燃した。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は、前日比4.25ドル(4.2%)高い1バレル=105.42ドルで終了。北海ブレント先物7月限は3.54ドル(3.35%)上昇の109.26ドルで終えた。

金(ゴールド)
ニューヨーク金相場は大幅安。イラン戦争に起因するインフレ加速で、世界的に利上げが相次ぎ、経済成長への重しが続くとの観測が広がった。金融市場全般に広がる売りは、金や銅の価格を押し下げた。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、123.40ドル(2.6%)安の4561.90ドルで終えた。

情報元 : ブルームバーグ

経済指標

前日の主要な経済指標の結果

NY連銀製造業景況指数、4年ぶり高水準-見通しへの楽観強まる

15日
21:30 米 5月ニューヨーク連銀製造業景気指数前回 11.0 予想 7.5 結果 19.6

本日の主要な経済指標

情報元 : 外為ドットコム

テクニカル分析

通貨強弱

 上は、15日の通貨強弱。ドルと円が買い、ニュージードルと豪ドルが売りとなりました。

使用アプリ : FX-Labo

チャート分析

 ドル円の日足チャート。5/15 6:00のレートは158.75。為替介入の警戒は続きます。

 ドル円の週足。5月11日の週は陽線。ジリ高で約2円の上昇。2025年1月から4月後半まで下落、その後上昇、2026年1月より下落傾向でしたが2月中旬から上昇。2月下旬に米・イラン戦争が勃発しました。ドル円は上昇し高止まりの状況でした。4/29に日本当局は為替介入を実施した模様。


8月 米雇用統計悪化 その後2か月レンジ。AI高騰
10月 高市総裁および首相に就任
11月 ハイテク関連のAIバブル懸念 過剰な投資で回収に疑念
1月 日銀会合の後、日米協調のレートチェック
2月 衆議院選挙は自民党が大勝、米イラン戦争勃発
3月 さらなるAI脅威懸念 仕事がAIに奪われる。イラン戦争激化、原油危機
4月 イラン戦争 終結見えず

使用アプリ : トレーディングビュー

シナリオ構築

*当サイトは個人の見解です。投資判断は各人の判断で行ってください。

月・週単位の見通し(スイング向け)

シナリオ① 要因から考える

ドル円は、介入警戒がありながらも158円台後半に上昇しました。米CPI・米PPI・米小売売上高はそれぞれドルを上昇させ、米中首脳会談では中東問題はほほ議論されず、関税問題についても進展はありませんでした。世界的なインフレ懸念が進んでいます。

シナリオ② 地政学リスク

中東情勢は膠着状態。

・地政学リスク 原油(WTI、ブレント)に注目
>> 情勢悪化 原油高騰、債権下落(金利上昇)、米株下落、ゴールド下落、ドル上昇
⇒インフレ懸念となる。情勢が沈静化するとそれぞれ巻き戻される。

まとめ

本日の相場環境は

・米イランの対立による中東情勢は膠着
・原油高による世界的なインフレ懸念
・米中首脳会談では大きな決定なし

となります。

 当サイトでは、相場の環境確認をする方法をお伝えしています。東京時間まえにファンダメンタルズ、テクニカル分析、スイング向けシナリオ構築をおこないます。皆様のFXトレードの参考になれば幸いです。

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ドル円中心にこれからもよろしくお願いします。

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投稿スケジュール

5分で分かる!ドル円中心に投資情報を配信。週末は振返りと次週の戦略

・朝刊 火曜から土曜 6:30頃
・夕刊 月曜から金曜 18:30頃 
・休稿 日曜、日本・欧米休場日

記:しまてつ

トレードスタイル:ディトレーダー
取引通貨:ドル円、ユーロドル,ポンドドル
CFD:日経225、原油、金(ゴールド)

*参考資料 ブルームバーグ(無料版)、ロイター(無料版)、外為ドットコム、他無料参照情報元
*使用アプリ トレーディングビュー

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